診療科・部門紹介

呼吸器外科

診療内容

当科の手術件数は年間約200件余(半数以上を肺がんが占める)で、県内トップクラスの症例数を誇っています。
当科には3名の呼吸器外科専門医が在籍しており、常に安全な手術が行える体制が整っています。

中四国における完全胸腔鏡手術の先駆け

当科の全肺がん手術の90%以上は胸腔鏡手術で行われています。

当科の全肺がん手術の90%以上は胸腔鏡手術で行われています。
  • <胸腔鏡手術とは?>

  • 胸腔鏡という内視鏡(カメラ)を使って小さな傷で行う手術です。
胸腔鏡手術とは?

<完全胸腔鏡手術>

小さな穴(ポート)を通して、胸の中を完全に内視鏡映像だけを見ながら手術を行う方法です。

胸腔鏡手術(内視鏡手術)の豊富な経験:

当科では2003年に完全胸腔鏡下肺葉切除術を中四国地域で最も早く開始しました。
経験豊富な指導医の元に、チーム型胸腔鏡手術の体制が確立しています。

当科の完全胸腔鏡手術の方法:

当科の完全胸腔鏡手術の方法

胸に4カ所の穴(ポート)を作ります。ポートの一つから胸腔鏡を挿入し、映像を見ながら、内視鏡手術用の器具を使って手術を行います。
肺を切除した後は1カ所のポートを3-4cm程の長さに広げて、そこから専用の袋に回収した肺を外に取り出します。

手術中の病理迅速診断:

手術前にCT検査などで肺がんが疑われるが確定診断がついていない場合、胸腔鏡手術で病変部の組織・細胞を採って院内の病理診断科に送ります。
迅速診断の結果、肺がんであればそのまま胸腔鏡を用いて手術を行います。

傷が小さく痛みが少ない:

とても傷が小さく組織のダメージが少ないです。術後の痛みは軽く、回復も早いです。

細心の注意が必要:

傷が小さいので、太い血管を損傷すると大きな事故につながるおそれがあります。
当科では2010年以降、手術中に血管を損傷し大量出血を来した症例はありません。

退院が早い:

通常、手術後1週間程で退院となりますので、遠方の患者さんでも負担が軽いと思います。

県内初のロボット支援手術

2014年7月、当院に手術支援ロボット(ダ・ヴィンチ)が導入されました。
当科では2016年6月に香川県で初めて、肺がんに対するロボット支援手術(ダ・ヴィンチ手術)を開始しました。2018年2月までに四国4県では最も多い8例を経験し、すべて良好な結果を得ています。

県内初のロボット支援手術
県内初のロボット支援手術

<ダ・ヴィンチの特徴>

高性能3Dカメラと手振れなく自由自在に動くロボット鉗子を有し、それにより精密な手術が可能となります。
特に緻密な操作が求められる肺がん手術には、ダ・ヴィンチは有用と考えられます。

<今後の展望>

肺がんに対するダ・ヴィンチ手術は保険適用外でしたが、2018年4月の診療報酬改正で保険診療(条件付き)となることが予定されています。

肺がん治療を支える強いチーム力

<肺がんはチームで治す>

肺がんはチームで治す

肺がんの治療方法は手術、薬物療法(抗がん剤治療)、射線療法があり、どれか一つ欠けても満足な治療はできません。 当院では、呼吸器外科、呼吸器内科、放射線科、病理診断科が緊密に連携して肺がん治療に取り組んでいます。

薬物療法:

近年肺がんの薬物療法の進歩は目覚ましく、一般の抗がん剤の他に、分子標的治療薬、免疫チェックポイント阻害剤などが使われるようになりました。

放射線療法:

放射線療法は放射線治療専門医が担当しています。当院には最新の放射線治療装置が備わっており、ピンポイント照射などの高度な放射線治療が可能です。

肺がんは呼吸器外科だけで対応できる病気ではありません。当院では各診療科が連携して、質の高い肺がん治療を総合的に患者さんに提供することができます。呼吸器内科は県下有数の肺がん治療の実績があります。

<肺がんの高齢化>

近年、肺がん患者さんの高齢化がめざましく、当科で手術を受ける方の約2割以上が75歳を超えています。そのような高齢の方は心臓疾患や脳血管疾患などの病気を持っていることが少なくありません。したがって、私たちが安全に手術を行うためには、元々持っている病気についても対処できることが必要となります。
当院には循環器内科、脳神経外科、麻酔科など、各分野の専門家がそろっており、それぞれが手術を支える高度な医療を提供することができます。

肺手術リハビリテーションの充実

肺手術リハビリテーションの充実

肺がんの患者さんは喫煙者が多く、しばしば肺気腫などの肺の病気を持っています。そのような方の多くは肺の機能が低下しているため、術後肺炎などの合併症を起こす危険性が高くなります。 肺手術のリハビリテーションは、術後の合併症を予防し、速やかな回復を図ることを目的とします。当院では、入院前からリハビリテーション科が介入した上で呼吸訓練を開始し、手術翌日から退院まで積極的にリハビリテーションを行います。

実績

胸腔鏡下手術をはじめとして、その他の手術に対しても、入院から退院までの一通りの手順を示したクリニカルパスというものを用いています。標準的な経過を示す、このクリニカルパスは、患者さんに納得して治療を受けてもらうためにも、大変有用と考えています。

手術件数

標準的な治療経過(クリニカルパス)

診療予定表

午前

三竿 貴彦 三竿 貴彦 青江 基 吉川 武志 青江 基

午後

三竿 貴彦 川名 伸一 青江 基 青江 基

13:00~HOT外来
15:00~禁煙外来
青江 基

※医師が学会等出張の場合、休診となることがあります。

○受付時間は午前8時15分~午前11時
(再来受付機 予約診療:午前8時15分~午後4時 予約外診療:午前8時15分~午前11時)

11月16日(金)呼吸器外科 青江 基 医師 休診
11月29日(木)呼吸器外科 青江 基 医師 休診
11月30日(金)呼吸器外科 青江 基 医師 休診

スタッフ紹介

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