最終更新日:2022/07/01

診療内容

腎臓・膠原病内科は現在常勤4名で診療に当たっています。慢性腎臓病(CKD)は国民(成人)8人に1人が該当すると推測されており、罹患頻度の高い疾患です。腎機能障害が進行した結果、末期腎不全となり透析治療を受けている方は、患者数の増加は鈍化してきているものの全国で34万人以上おられ、医療経済的な観点からも対策が必要となってきています。

また、腎機能が低下している方は、心・血管の疾患に罹患しやすいことも知られるようになりました。当科では少しでも腎臓を守るために、専門医の揃った病院として腎疾患管理に総合的見地から取り組んでいます。

 当科では、(1)血尿や蛋白尿などの検尿異常や慢性腎炎・ネフローゼ症候群の診断・治療 (2)慢性腎臓病の啓蒙活動や生活食事管理、さらに慢性腎不全患者の腎機能保持、透析導入となるまでの指導 (3)腎センターでの透析を含めた血液浄化療法の管理 (4)膠原病の診断や治療  など腎臓・膠原病領域の幅広い分野に対応しています。

また、糖尿病や循環器疾患、膠原病などの全身疾患に合併した腎臓病患者も、年々増加しており、他科の専門医と緊密な連携を取りながら、高い水準の医療を実践することを心がけています。患者さんのライフスタイルに見合った生活指導を行うとともに、体力の低下とならないよう、入院期間の短縮を心がけています。

膠原病は従来から難病といわれ、診断治療が難しい領域ですが、膠原病内科ではリウマチ患者の早期診断・早期治療による寛解を目指した生物製剤を使用した治療を行っています。また膠原病が疑われる患者さんの鑑別診断、治療抵抗性合併症を有した膠原病患者など広く受け入れています。

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実績

検尿異常やネフローゼ症候群の症例では、腎生検による臨床病理学的診断を積極的に行っています。蛍光抗体法、光学顕微鏡検査を当院病理診断部の協力で行い、必要に応じて外部に電子顕微鏡検査を委託することで、より正確な診断を行っています。的確な診断を行うことにより、活動性の強い腎疾患にはステロイド剤、免疫抑制剤、抗凝固剤、降圧剤を中心とする多剤併用療法にて腎機能障害の改善に努めています。また、症例により血漿交換などの血液浄化法を用いて治療を行うこともあります。腎機能低下は、生活習慣により増悪することが知られており、患者さん自身による血圧・体重管理や、適切な食事療法の指導を目的として、1週間程度の教育入院を行っています。

腎生検件数 および腎炎・ネフローゼ症候群の治療

年間腎生検は40件程度であり、当科では、3日間の入院スケジュールで腎生検を施行しています。抗凝固薬を内服中、あるいは貧血等を認める症例については、さらに数日前から入院していただいています。検査にかかる時間は15分程度ですが、検査後、仰臥位で8時間床上安静が必要となります。腎生検に伴った合併症なく経過すれば、検査翌日は病棟内で安静を保ち、検査後3日目に退院となります。若年者に多いIgA腎症に対しては、耳鼻咽喉科に依頼し扁桃腺摘出術を行い、その後ステロイド・パルス療法を行うことで、完全寛解を目指した治療を行っています。症例数は年間15例前後です。また、ステロイドに対して抵抗性のあるネフローゼ症候群に対しては、ステロイド療法に加え、免疫抑制療剤を併用することで高い寛解導入率を達成しています。重度の膠原病関連腎症にも経験が豊富であり、高齢や合併症を持った患者さんにも対応可能です。

維持透析導入患者数 および腎センターの役割

2020年の1年間で、透析導入した患者さんは約60名です。新たに透析を始める患者さんには、ご本人の希望に応じて腎代替療法を行ったのち、血液透析もしくは腹膜透析を選んでいただいています。約9割の患者さんが血液透析を選択されています。血液透析導入された患者さんは、利便性を考慮し、最寄りの透析医療機関へ紹介させて頂いています。また、腹膜透析を導入された患者さんは、当院腎センター外来に通院しますが、自宅近くに腹膜透析対応可能な医療施設がある場合には紹介させて頂いています。
当院では、約50名の血液透析患者さん、約40名の腹膜透析患者さんが外来通院されています。そのほか、潰瘍性大腸炎に対する白血球除去療法や血漿交換療法などの特殊血液浄化、あるいは他院にて透析治療をされており、他疾患による検査や加療を行うため当院入院された方の透析管理を行っています。

診療予定表

午前

月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日

氏家 はる代(腎)

綿谷 博雪(腎)
平石 宗之(膠)(新患)

平石 宗之(膠)
(完全予約)

綿谷 博雪(腎)

大高 望(腎)

午後

月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日

平石 宗之(膠)(新患)

大高 望(腎)

平石 宗之(膠)
(完全予約)

氏家 はる代(腎)

平石 宗之(膠)
(完全予約)

※医師が学会等出張の場合、休診となることがあります。

○受付時間は午前8時15分~午前11時
(再来受付機 予約診療:午前8時15分~午後4時
       予約外診療:午前8時15分~午前11時)

8月 5日(金) 膠原病内科のみ 休診します
8月 8日(月) 膠原病内科のみ 休診します
8月 9日(火) 膠原病内科のみ 休診します
8月29日(月) 腎臓・膠原病内科 休診 予約のみ対応します

9月 2日(金) 膠原病内科のみ 休診します
9月20日(火) 膠原病内科のみ 休診します
9月26日(月) 膠原病内科のみ 休診します

スタッフ紹介

ひらいし たかし

平石 宗之

平石宗之

職種 役職

医師 部長(腎臓・膠原病内科診療科長)

出身校 卒年

香川医科大学 平成5年

専門

リウマチ・膠原病

資格

  • 日本内科学会 認定内科医
  • 日本リウマチ学会 認定リウマチ専門医・指導医

わたたに ひろゆき

綿谷 博雪

綿谷博雪

職種 役職

医師 部長

出身校 卒年

山形大学 平成16年

専門

腎疾患全般 血液浄化療法

資格

  • 日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
  • 日本腎臓学会 腎臓専門医・指導医
  • 日本透析医学会 透析専門医・指導医
  • 日本リウマチ学会 認定リウマチ専門医

うじけ はるよ

氏家 はる代

氏家はる代

職種 役職

医師 部長

出身校 卒年

三重大学 平成18年

専門

腎臓

資格

  • 日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
  • 日本腎臓学会 腎臓専門医
  • 日本透析学会 透析専門医

おおたか のぞむ

大高 望

大高望

職種 役職

医師 医長

出身校 卒年

高知大学 平成23年

専門

腎臓

資格

  • 日本内科学会 認定内科医