最終更新日:2022/04/19

がんゲノム医療外来とは

がんゲノム医療外来では遺伝子検査によりがん細胞に起きている遺伝子の変化を調べ、 がんの特徴に合わせた治療法を探していきます。当院では以下の流れに沿って提供しています。

予約の流れ

当院で治療中の患者さん

  1. 現在かかっている主治医にご相談ください。
  2. 主治医とご相談後受診されることが決まりましたら、受診日の日程調整をいたします。

当院以外で治療中の患者さん

1.主治医の先生に、当外来を受診希望であることをご相談ください。

2.当外来を受診するに当たり、当院の診療科医師により受診が適応か否かを判断します。つきましては主治医の先生に「がんゲノム医療外来申込書」と「エキスパートパネル(EP)開催前 臨床情報」、「エキスパートパネル(EP)開催前の薬物療法と有害事象」を記入していただき、診療情報提供書と一緒に主治医の先生から当院の地域連携課へFAXでお申込みいただくとともに、前記書類を外来日にご持参ください。

3.受診日につきましては、担当者より患者さんへお電話でお知らせいたしますとともにお申込みいただいた医療機関にもご連絡いたします。

4.当院診療科の医師を受診後、がんゲノム医療外来の受診の可否を患者さん及びお申込みいただいた医療機関にお知らせします。その際、受診が適当と診断された患者さんはがんゲノム医療外来の受診希望日をお知らせください。予約完了後、担当者より患者さんへ受診日をお知らせいたします。

外来の流れ

1.がんゲノム医療外来受診

当外来は検査外来です。検査内容や費用等を説明します。 検査には保険診療適用の検査と保険診療適用外(自費)の検査があり、 受診の際にどの遺伝子パネル検査を利用して解析を行うかを相談して決定します。
選択した遺伝子パネル検査によっては採血を行うことがあります。

当院で行っているがん遺伝子パネル検査
<保険診療適用の検査>
 OncoGuide™ NCCオンコパネルシステム
 FoundationOne® CDx がんゲノムプロファイル
 FoundationOne® Liquid CDx がんゲノムプロファイル
<保険診療適用外(自費)の検査>
 PleSSision
 Guardant360

2.検査(核酸抽出・ゲノム解析)

生体試料(腫瘍)より核酸(DNAなど)を抽出して、 委託業者でゲノムのシークエンス並びにデータの解析を行います。
検査結果が出るまでの所要期間は検査ごとに異なります。

3.エキスパートパネル・レポート作成

各種専門領域の医師、医療従事者などで構成されるエキスパートパネルを開き、 遺伝子変異の有無をもとに治療方針などを議論し、レポートを作成します。

4.結果説明・紹介医への報告

「がんゲノム医療外来」担当医または主治医より説明します。
治療方針については、主治医と相談して決定します。
紹介元の主治医にもエキスパートパネルの結果を基にした報告書を提供します。

※遺伝子の異常が見つかっても治療薬の投与に結びつかない場合もあります。

5.転帰情報の記入

エキスパートパネル開催後の、転帰情報が必要となります。
転帰情報が分かりましたら「エキスパートパネル(EP)開催後の転帰情報」「エキスパートパネル(EP)開催後の薬物療法と有害事象」を記入していただき、主治医の先生から当院の地域連携課へ、FAXまたは郵送にてお送りください。

がんゲノム医療外来の費用について

保険診療適用の検査

保険診療報酬点数基づき、
検査時  (44,000点) 440,000円
結果説明時(12,000点) 120,000円
検査料と説明料はそれぞれを行った月で算定します。

例) 3割負担の方
: 検査料(44,000点) 440,000円 → 132,000円
: 説明料(12,000点) 120,000円 →  36,000円

自己負担額が高額になるため限度額適用認定証(高額療養費)を申請し、 2番窓口へ提示しておく事をお勧めします。

保険診療適用の検査対象となる方

保険診療適用による検査が実施できるかどうかは、病気の状態と全身状態を総合して判断します。
以下のいずれかの状態に該当し、本検査実施後に化学療法の適応となる可能性が高いと主治医が判断した患者さんが対象となります。

  • 標準治療のない固形がんを有する方(希少がん・原発不明がん)
  • 局所進行もしくは転移が認められ標準治療が終了となった(終了が見込まれる方を含む)固形がんを有する方

さらに、そのゲノム検査の結果を治療につなげる必要があるため、 当院を含め入院した状態ではなく、外来で患者さん本人が説明を聞ける状態であることが必要です。

※「固形がん」とは、血液がん以外の臓器や組織などで塊をつくるがんの総称です。

※「希少がん」とは、「概ね罹患率(発生率)人口10万人当たり6例未満」 「数が少ないため診療・受療上の課題が他のがん種に比べて大きい」これら二つの条件に該当するがん種です。

※「原発不明がん」とは、がんが最初に発生した臓器がはっきりせず、転移病巣だけが大きくなったがんのことです。

保険診療適用外(自費)の検査

PleSSision   約 50万円(税込)
Guardant360 約 42万円(税込)

保険診療の適用外のため、患者さんに全額を負担していただくようになります。 検査によって費用が異なりますので、詳しくは「がんゲノム医療外来」受診時にお尋ねください。

「がんゲノム医療外来」 受診料 33,000円(税込)
検査を行わず(患者さんによる検査保留を含む)、本検査に関する説明を受けただけでも負担していただきます。

  • 保険診療適用外(自費)の検査は、保険診療適用の検査のような決まりはありませんが、 混合診療になるため受診当日の外来受診や入院中にこの検査を受けることはできません。
  • 検査料金は先払いとなります。入金確認後、検査を開始します。 (クレジットカードでの支払いも可能です。また、口座振込も可能ですが、 入金確認に時間がかかりますのですぐに検査の手続きができない場合があります)
  • 検査が途中で中止になった場合でも一定の料金が必要になります。 事務手続き等の費用を上記検査料金から差しい引いた金額を返金いたします (患者さんのご都合で中止した場合を除く)。 なお、クレジットカードでのお支払いの場合、カード会社からの入金後の返金になります。

先進医療の検査

新たながん遺伝子パネル検査に関する厚生労働省・先進医療技術【先進医療B】研究として、「国内完結型個別化医療に向けたマルチプレックス遺伝子パネル検査研究」が厚生労働省より承認され、2021年4月1日より、香川県立中央病院でも実施することとなりました。
国内では最多となる523遺伝子を搭載したがん遺伝子パネル検査となります。

マルチプレックス遺伝子パネル検査  約61万円(税込み)

検査対象

  • これまでに悪性腫瘍と診断された16歳以上の方
  • 外科的な治療の対象でなく標準的な抗がん剤による治療を実施後の固形がんの患者さん
  • すでに検査や手術時に採取・保管されている腫瘍組織が得られる方
  • 先進医療の検査は、外来受診料は保険適応ですが、検査費用は自費となります。
  • 先進医療特約保険に加入している方は申請書をお持ちください。
  • 検査料金は先払いとなります。入金確認後、検査を開始します。
    ※クレジットカードでの支払いも可能です。また、口座振替も可能ですが、入金確認に時間がかかりますのですぐに検査の手続きができない場合があります。
  • 検査が途中で中止になった場合でも一定の料金が必要になります。事務手続き等の費用を上記検査料から差し引いた金額を返金いたします。
  • 検査結果の返却までは1.5~2ヶ月程がかかります。

現在かかりつけの医療機関 関係者各位

平素よりお世話になっております。
がんゲノム医療外来の受診が可能となった場合、以下の点についてご確認をお願いいたします。
検査は保険診療適用外(自費)になる場合と保険診療の適用になる場合があります。
検査後の治療費は含まれておらず、適応外の薬剤を用いる場合には、 高額の薬剤費を含めた医療費が必要となることがあります。

検査には以下のホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)標本が必要です(未染スライド標本)が、 ブロックでお借りできましたら当院にて必要量をスライド作成後、残りは返却させていただきます。 検体の準備は医療機関にお願いしております。ご理解ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

  • 1症例につき10μmの厚さで10枚+通常の病理診断用に4μmの厚さで11枚程度ご準備下さい。
  • 申込み時に貴院での病理診断結果も送付して下さい。
  • 切り出しは腫瘍細胞がなるべく多く含まれている部位(腫瘍細胞50%以上)を選択して下さい。
    ※腫瘍細胞が50%以下でも検査できることがありますが腫瘍細胞の割合が少ないと精度が低くなります。 当院でもHE染色を行い評価いたしますが、検査に適さないと判断された場合、検査ができない可能性があります。
  • 中性緩衝ホルマリン以外(緩衝作用のないホルマリン、酸性ホルマリン)で固定されたもの、 ホルマリン固定時間が長いもの(48時間を超えるもの)や、 古い検体(5年以上経過したもの)は核酸の状態が悪く、検査ができない可能性が高くなります。
  • 上記検体がない場合、新たに検体採取が可能な病変があれば、検査可能な場合があります。(別途費用負担が発生します)

検査申込から検査結果通知の準備が整うまでおおよそ2ヵ月程度かかります。 特に標準治療に抵抗性となった患者さんは予後が厳しいケースも多いため、この点についても十分ご留意下さい。

検査後の治療に関しても、原則現在かかりつけの医療機関にお願いしております。
ご不明な点がございましたら下記までお問い合わせ下さい。

必要書類と検体について

以下必要書類・検体をご準備のうえお申し込みいただきますよう、よろしくお願いいたします。(検体は患者さんが持参又は医療機関からの郵送でご提供ください)

かかりつけの医療機関からの連絡先

地域医療連携課
電話 087-811-3333
FAX 087-802-1160

検体等の送付先

〒760-8557
香川県高松市朝日町一丁目2番1号
香川県立中央病院
がんゲノム医療センター

お問い合わせ

電話 087-811-3333

スタッフ紹介

かわかみ きみひろ

川上 公宏

川上公宏

職種 役職

医師 副院長(診療科長) がんゲノム医療センター長

出身校 卒年

香川医科大学 昭和62年

専門

がん化学療法
造血細胞移植

資格

  • 日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医・指導医
  • 日本血液学会 血液専門医・血液指導医
  • 日本輸血細胞治療法学会 認定医
  • 日本臨床腫瘍学会 暫定指導医・がん薬物療法専門医・指導医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医

あおえ もとい

青江 基

青江基

職種 役職

医師 副院長

専門

呼吸器外科

資格

  • 博士(医学)(岡山大学)
  • 岡山大学医学部医学科臨床教授
  • 日本呼吸器外科学会 指導医
  • 日本呼吸器内視鏡学会 専門医・指導医
  • 日本呼吸器学会 専門医・指導医
  • 日本外科学会 専門医・指導医
  • 日本胸部外科学会 認定医・指導医
  • 日本禁煙学会認定 禁煙専門指導者

おおはし りゅういちろう

大橋 龍一郎

大橋龍一郎

職種 役職

医師 院長補佐(診療科長)

出身校 卒年

岡山大学平成元年

専門

食道・胃
消化器外科

資格

  • 医学博士(岡山大学)
  • 日本外科学会 認定医・専門医・指導医
  • 日本消化器外科学会 認定医・専門医・指導医・消化器がん治療認定医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • 日本食道学会 認定医・食道外科専門医・評議員
  • NPO法人卒後臨床研修評価機構 サーベイヤ

おがさわら ゆたか

小笠原 豊

小笠原豊

職種 役職

医師 部長(診療科長)

出身校 卒年

岡山大学 昭和63年

専門

乳腺・内分泌外科

資格

  • 日本乳癌学会 専門医・指導医
  • 内分泌・甲状腺外科学会 専門医・指導医
  • 甲状腺学会 専門医
  • 日本外科学会 認定医・専門医・指導医
  • 日本内視鏡外科学会 技術認定医
  • 日本消化器外科学会 認定登録医・指導医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • 検診マンモグラフィ読影医(A評価)
  • JABTS乳房超音波講習会修了(A評価)

たかた まさよ

高田 雅代

高田雅代

職種 役職

医師 部長(産科診療科長)

出身校 卒年

徳島大学 平成4年

専門

産婦人科一般
周産期学

資格

  • 博士(医学)(岡山大学)
  • 日本産科婦人科学会 専門医・指導医
  • 日本超音波医学会 超音波 専門医・指導医
  • 日本周産期新生児医学会 周産期専門医(母体胎児)
  • 日本産婦人科遺伝診療(周産期)認定医
  • 母体保護法指定医

ながさか ひさこ

永坂 久子

永坂久子

職種 役職

医師 部長

出身校 卒年

徳島大学 平成5年

専門

産婦人科一般

資格

  • 日本産科婦人科学会 専門医・指導医

いちかわ ともつぐ

市川 智継

市川智継

職種 役職

医師 主任部長(診療科長) 結節性硬化症診療連携チーム代表

出身校 卒年

金沢大学 平成3年

専門

脳神経外科一般
脳腫瘍

資格

  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • がん治療認定医
  • 日本小児神経外科学会 認定医
  • 日本神経内視鏡学会 技術認定医
  • 日本脳神経外科学会 学術評議員、代議員
  • 日本脳腫瘍学会 ガイドライン委員
  • 日本脳腫瘍病理学会 評議員
  • 日本結節性硬化症学会 理事、ガイドライン委員

うえだ ゆたか

上田 裕

上田裕

職種 役職

医師 部長 通院治療センター長

出身校 卒年

香川医科大学 平成7年

専門

呼吸器全般
呼吸器腫瘍

資格

  • 日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医・指導医
  • 日本呼吸器学会 呼吸器専門医・指導医
  • 日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医・指導医
  • 日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医・指導医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • 日本化学療法学会 抗菌化学療法認定医
  • ICD制度協議会 インフェクションコントロールドクター
  • 日本医師会 認定産業医

おかもと くにお

岡本 邦男

岡本邦男

職種 役職

医師 部長 通院治療副センター長

出身校 卒年

近畿大学 平成17年

専門

消化器癌の化学療法

資格

  • 日本内科学会 認定内科医
  • 日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医

ばば のぶゆき

馬場 伸介

馬場伸介

職種 役職

医師 部長

出身校 卒年

岡山大学 平成5年

専門

肝臓、消化器

資格

  • 医学博士
  • 日本内科学会 認定医・指導医
  • 日本消化器病学会 専門医・指導医
  • 日本肝臓学会 専門医・指導医
  • 日本消化器内視鏡学会 専門医
  • 日本医師会 認定産業医
  • 日本臨床検査医学会 臨床検査管理医

さとう じゅん

佐藤 潤

佐藤潤

職種 役職

医師 部長

出身校 卒年

愛媛大学 平成8年

専門

内分泌
神経

資格

  • 医学博士(岡山大学)
  • 日本小児科学会 専門医・臨床研修指導医
  • 卒後臨床研修 指導医

なかむら さとこ

中村 聡子

中村聡子

職種 役職

医師 部長

出身校 卒年

福井医科大学 平成9年

専門

病理全般

資格

  • 死体解剖資格
  • 日本病理学会 病理専門医、研修指導医、分子病理専門医
  • 日本臨床細胞学会 細胞診専門医、教育研修指導医
  • 日本臨床検査医学会 臨床検査管理医、臨床検査専門医、臨床研修指導医

あんどう みどり

安藤 翠

安藤翠

職種 役職

医師 部長

出身校 卒年

信州大学 平成20年

専門

病理全般

資格

  • 死体解剖資格
  • 日本病理学会 病理専門医
  • 日本臨床細胞学会 細胞診専門医

おの さわこ

小野 早和子

小野早和子

職種 役職

歯科医師 医長

出身校 卒年

岡山大学 平成25年

専門

病理全般

資格

  • 死体解剖資格
  • 日本病理学会 口腔病理専門医

たかはし ゆうた

髙橋 優太

髙橋優太

職種 役職

医師 医長

出身校 卒年

岡山大学平成23年

専門

消化器・一般外科

資格

  • 医学博士(岡山大学)
  • 日本外科学会 専門医
  • 日本消化器外科学会 専門医
  • 日本内視鏡外科学会 内視鏡外科技術認定医(消化器・一般外科:胃)
  • 手術支援ロボットダ・ヴィンチ資格認定医

ひらさわ あきら

平沢 晃

平沢晃

職種 役職

医師 ディレクター 非常勤

出身校 卒年

慶應義塾大学 平成7年

専門

遺伝性腫瘍、がんゲノム医学

資格

  • 日本人類遺伝学会 臨床遺伝専門医・指導医
  • 日本遺伝性腫瘍学会 遺伝性腫瘍専門医・指導医
  • 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・指導医
  • 日本臨床細胞学会 細胞診専門医
  • 日本女性医学学会 女性ヘルスケア専門医・指導医
  • 日本婦人科腫瘍学会 婦人科腫瘍専門医
  • 日本臨床薬理学会 専門医制度指導医

うらかわ ゆうさく

浦川 優作

浦川優作

職種 役職

認定遺伝カウンセラー 非常勤

出身校 卒年

近畿大学 平成24年

資格

  • 臨床検査技師

ひらうち みさと

平内 美仁

平内美仁

職種 役職

臨床検査技師 中央検査部主幹 技師長

資格

  • 臨床検査技師

ふじわら ゆうき

藤原 有基

藤原有基

職種 役職

認定遺伝カウンセラー 常勤

出身校 卒年

近畿大学 平成27年

ほりうえ くみこ

堀上 久美子

堀上久美子

職種 役職

看護師

あべ ちさと

阿部 知里

阿部知里

職種 役職

看護師

なかやま じゅんこ

中山 順子

中山順子

職種 役職

薬剤師

資格

  • がん薬物療法認定薬剤師
  • NST専門療法士