最終更新日:2023/02/01

縮小手術

肺葉よりも小さな肺を切除する方法です。肺がんに対する縮小手術には、その目的により「姑息的」と「積極的」の二つに分けられます。前者は、肺機能や全身状態が良くないため肺葉切除が無理な患者さんに行われます。後者は、ある一定の条件を満たした早期がんを対象にしています。
部分切除(楔状切除):肺葉よりもはるかに小さな肺を切り取る方法です。肺表面に近い病変が適応となります。
区域切除:肺葉は右で三つ、左で二つ、両方を合わせて5つあります。それぞれの肺葉は気管支や血管などの構造物を基に、いくつかの小さな区域に分かれます。さらに、区域は数個の亜区域に分けられます。そのような構造を理解して、肺葉よりは小さな単位で肺を切り取る方法を区域切除と呼びます。