診療情報管理室のあゆみ
1971年1月 | 病歴室として開設 |
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1980年1月 | ICD-9による疾病コーディング開始。 |
1995年4月 | 当室独自の病歴コンピュータを導入し、開設当初よりのカード管理情報をデータベース化。 |
1997年1月 | ICD-10による疾病コーディング開始。 |
1998年9月 | 入院診療情報管理システム導入 |
2002年1月 | 診療録・フィルムを「中間桁番号方式」で暦年毎に保管することに変更。 ICD-9-CMによる手術コーディングを開始。 |
2007年7月 | 電子カルテ本稼働し、電子カルテ内退院サマリと入院診療情報管理システム連携。 診療録・フィルムを患者毎に保管することに変更。 |
2008年4月 | 診療情報管理室と名称変更 |
2009年3月 | 診療情報管理委員会にて、入院診療録、フィルム等の保存年限を永年から30年に改正。 |
2009年4月 | DPC/PDPS制度導入。 |
2014年3月 | e文書法に準拠したタイムスタンプ・電子署名等を備える文書ファイリングシステムの導入。 |
2021年5月 | 診療情報管理委員会にて、入院診療録の保存年限を30年から20年に改正。 |
診療情報管理業務
診療報酬算定根拠のある記録、開示請求にも耐えうる質の高い診療録が作成されるよう、診療記録を集中して管理し、点検・監査を行っています。そして、診療記録に基づくデータベースを作成、利活用し、院内外における診療・研究・教育や病院経営に役立てています。
主な業務
- 入院診療情報管理システムの管理(データベース作成)
- 診療情報の監査(質的監査・量的監査)
- 診療情報の提供(カルテ開示)
- 院内情報システムの入出力
- 各種統計資料作成
- 診療情報のスキャン・整理・保管
- 診療情報の閲覧・貸出等
退院患者統計
DPC/PDPS業務
2003年4月、効率的でかつ質の高い医療サービスの提供などを目的とし、厚生労働省によって包括評価制度が策定されました。これは、従来の診療行為ごとに計算する「出来高払い」方式とは異なり、入院患者さんの病名や症状をもとに手術などの診療行為の有無に応じて、厚生労働省が定めた1日あたりの診断群分類点数をもとに医療費を計算する方式で、DPC/PDPS(Diagnosis Procedure Combination / Per-Diem Payment System)と呼ばれています。
当院でも2009年4月からDPC/PDPSに移行しました。
診療情報管理室では、診療情報管理士がカルテを日々監査し、病名等が適切に選ばれ適正な医療費の計算ができているかをチェックしています。また、DPC/PDPSによって得たデータを活用し、医療の質の向上に取り組んでいます。
DPC/PDPS統計
- MDC別退院患者数の年次推移
- MDC・在院日数別退院患者数
- MDC・性別・年齢別退院患者数
- MDC別緊急搬送数
- 診断群分類コード別6桁 患者数(上位10位)
- 診断群分類コード別14桁 患者数(上位10位)
- 退院経路
- 再入院数
- 再入院理由
医事システム業務
医事システムの管理及びDPC調査データの作成・提出やデータを活用した分析などを行っています。