最終更新日:2025/11/19

診療放射線技師の1日

~8:30 出勤、機器の点検、その日の診療の準備
出勤したら、まず機器の不具合などがないことを確認しスムーズに業務を開始するために始業点検を行います。検査室には一般撮影、CT、MRIなどさまざまな装置があり、自分が担当する部署に向かいます。また、朝の診療開始時間までに、その日の診療が円滑に進むように検査に必要な物品を準備します

8:30 朝礼
朝礼では夜勤者による報告、装置状況の報告、連絡事項などの情報を放射線部の職員で共有し各担当部署に移動します。

8:35 業務開始
その日の検査予約に従って医師からの依頼内容を確認し、一般撮影、CT検査、MRI検査など各診療科医師のオーダーに従って検査を行っていきます。各モダリティにより様々な検査があり、検査を受ける患者さんの容態もさまざまです。そのため患者さんとしっかりコミュニケーションを取りその患者さんに合わせた撮影を行います。また、撮影後も病変が見やすいように画像処理を行う事も診療放射線技師の重要な仕事の一つです。

12:00~13:00 休憩
1時間の休憩時間内に昼食をとります。この間にも患者さんが検査に来るので休憩の時間をずらしてとる事もあります。

13:00 午後の診療
昼休憩後に午後の診療がスタートします。基本的には午前中と同じですが検査を行う方の中には入院中の患者さんもいらっしゃいますので外来の撮影を行いつつ午前中に検査することができなかった入院患者さんの撮影も行っていきます。当院は特定機能病院であり、1日にたくさんの患者さんを撮影するため、体力が必要です。予約件数や緊急検査の状況にもよりますが、朝の診療開始から夕方の終業まで検査が続き、忙しい日々を送っています。

17:00 画像処理や検査の練習
当院では日によりますが、大体17時ごろには検査が終了している場合が多いです。そのため、業務終了までの時間は明日の検査の予習や装置の使い方でわからない事があれば検査の練習をしております。また、診療放射線技師としてのスキルアップや知見を深めるために放射線部勉強会や研究活動も行っています。

17:15 終業
夜勤担当者に診療状況の報告、引継を行います。
終業点検で各装置の清潔、清掃をおこない、夜間の緊急検査に備えてからの装置の電源を切って1日が終わります。