最終更新日:2022/07/01

腎生検件数および維持透析導入患者数

腎生検は3日間の入院を必要とし、入院初日の午後に検査を行います。 検査にかかる時間は約15分程度ですが、その後ベッド上で仰臥位となり8時間の絶対安静が必要となります。 尿検査に異常が見られなかった場合、検査翌日は病棟内で安静を保ち、検査後3日目の午前中に退院となります。 その結果、腎障害の内容や程度に応じて適切な薬剤の選択や容量の設定を行います。 また、平成30年に透析導入した患者さんの総数は50名です。そのうち15名が腹膜透析への導入です。 維持血液透析導入の大半は、患者さんの利便性を考えて自宅近くの透析医院へ紹介させて頂いております。 腹膜透析患者さんも自宅近くに腹膜透析加療可能な施設がある場合には紹介させて頂いており、そうでなければ当院の腎センター外来にて加療を行っています。 在宅血液透析は、現在6名の患者さんの加療を行っております。

  2018年 2019年 2020年
腎生検 33 39 47

過去1年間の生物学的製剤投与患者数

現在、関節リウマチ患者さんに対して生物学的製剤が積極的に使用されています。2020年の実績では、当院では約106名のリウマチ、膠原病患者さんに生物学的製剤を導入しています。なお当院では整形外科クリニックとの連携を重視しており、生物学的製剤の適応、投与前スクリーニング、投与後に併発した合併症への対応を行っています。

データでみる中央病院 腎臓膠原病内科

 当科では、(1)血尿や蛋白尿などの検尿異常や慢性腎炎・ネフローゼ症候群の診断・治療 (2)慢性腎臓病の啓蒙活動や生活食事管理、さらに慢性腎不全患者の腎機能保持、透析導入となるまでの指導 (3)腎センターでの透析を含めた血液浄化療法の管理 (4)膠原病の診断や治療  など腎臓・膠原病領域の幅広い分野に対応しています。

また、糖尿病や循環器疾患、膠原病などの全身疾患に合併した腎臓病患者も、年々増加しており、他科の専門医と緊密な連携を取りながら、高い水準の医療を実践することを心がけています。患者さんのライフスタイルに見合った生活指導を行うとともに、体力の低下とならないよう、入院期間の短縮を心がけています。

膠原病は従来から難病といわれ、診断治療が難しい領域ですが、膠原病内科ではリウマチ患者の早期診断・早期治療による寛解を目指した生物製剤を使用した治療を行っています。また膠原病が疑われる患者さんの鑑別診断、治療抵抗性合併症を有した膠原病患者など広く受け入れています。

月平均15件ほどになりますので、毎週3~4名の新しい患者さんをみていることになります。 内訳は狭心症や下肢の動脈硬化性閉そく症(ASO)の血管造影の検査や動脈拡張術などの循環器領域、 骨折や壊疽による下肢切断などの整形外科領域、脳血管障害、悪性疾患治療などになります。 透析患者さんの高齢化や、基礎疾患が糖尿病や腎硬化症になっていることを強く反映していると考えられます。 今後も増加していくことが予想され、透析導入や管理だけではなく、合併症治療についても当院の果たすべき責任は大きいと思われます。 その他潰瘍性大腸炎に対する白血球除去療法や血漿交換療法などの特殊血液浄化も行っています。

また、CKD対策として保存期の腎臓病教室(ほじほじの会)を3回1クールとして年3クール(9回)行っており、 院内外から患者さん、ご家族の方に多数参加していただいています。 看護師さんが主となり、医師、管理栄養士、薬剤師などチームでわかりやすく腎臓病の病態や治療、食事療法や生活指導を行っています。