最終更新日:2022/03/15

肺癌

肺癌の診断治療は、呼吸器外科、放射線科と連携を取り、化学療法・手術療法・放射線療法などを組み合わせた集学的治療を行って治療成績向上を目指しています。化学療法は患者さんのQOL(生活の質)を重視し、通院治療センターによる外来治療や短期入院治療を推奨しています。また、西日本がん研究機構(WJOG)に参加し、肺癌治療成績の向上をめざした臨床研究活動も行っています。

肺炎・肺結核

呼吸器感染症には、適切な抗菌薬の使用および評価を行い、入院期間の短縮を目指しています。基礎疾患を有する肺炎・誤嚥性肺炎などの重症肺炎例の人工呼吸管理は集中治療室において麻酔科医の協力も得ながら対応しています。また、肺結核症に対しては専門の結核病棟(5床)を設け、主に基礎疾患・他疾患を合併した結核症例の入院治療を行っています。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

慢性閉塞性肺疾患を始めとする種々の基礎疾患に基づく慢性呼吸不全例に対しては、内服・吸入などの内科的治療とともに理学療法を含めたリハビリテーションを指導し、睡眠時・運動時を含めた呼吸状態の十分な評価の上で在宅酸素療法(HOT)や在宅人工呼吸療法(NIPPV)の導入を行っています。