最終更新日:2022/03/15

内視鏡総数

内視鏡は検査と治療に大別できますが、総数でみても増加しつつあります。 当科での内視鏡検査は、いわゆる人間ドックや検診は少なく、精密検査が主体となっています。 これまで診断も治療も困難であった小腸疾患に対しても、2008年よりカプセル内視鏡検査、2012年より小腸内視鏡検査も施行可能となり、 困難とされてきた小腸の検査および治療が可能となりました。両方の機器を使い分け、 効率よく精度の高い診断と治療が行える施設は全国的にもまだ少ないのが現状です。通常の内視鏡検査も、最新鋭の機器により実施可能な体制となっており、極めて早期の食道癌の発見や癌の進行度評価の精度向上に役立っています。

件数
2020 16,463
2019 18,085
2018 17,242
2017 17,141
2016 16,341
2015 14,081
2014 13,201
2013 13,960
2012 13,000
2011 12,152
内視鏡総数 表

内視鏡手術件数

内視鏡を使用した体内からの治療は、臓器が温存されるため、ほとんどの場合は治療前と同様の食生活が送れるという利点がありますが、 その適応は、正確な内視鏡診断により決定する必要が有ります。多くの治療手技が開発されましたが、当科にて、 ほとんどの治療手技は施行可能となっています。また、治療中の鎮静(意識レベルを下げて苦痛を軽減する)や鎮痛(痛みの感覚を低下させる) の研究も積極的に行う事で、より安全で安楽な治療が行えるようスタッフ全員で取り組んでいます。

件数
2020 1,631
2019 1,823
2018 1,622
2017 1,675
2016 1,683
2015 2,159
2014 1,762
2013 1,698
2012 1,468
2011 1,374
内視鏡手術件数 表

炎症性腸疾患(クローン病・潰瘍性大腸炎)治療内容

2017年にIBDセンターを開設

クローン病と潰瘍性大腸炎は、診断に苦慮する場合もあり、一般の腸炎とは治療が大きく異なるため、 専門施設での正確な診断と迅速な治療方針の決定が必要です。当科では、これまで多くの炎症性腸疾患の患者さんの治療をさせていただいており、 また、全国の炎症性腸疾患を専門とした医師とのネットワークもあります。従来は5ASA製剤、栄養療法、ステロイドが治療の主体でしたが、 最近は、血球成分除去療法をはじめ、アダリムマブ、インフリキシマブ、タクロリムスなどの免疫調節剤も使用可能となり、 それらの適切な使用により腸管切除を回避することも可能な場合が多くなりました。 また、多くの臨床治験に参加しており、保険認可前の最新の薬剤による治療が可能となっています。 最近では、治療導入により病状が安定した場合は、かかりつけ医での継続加療を推進しており、勉強会も含めて地域連携に重点をおいています。 多職種の協力により、長期間の治療を要する患者さんを支えてゆきたいと考えています。