はじめまして、香川県立中央病院 研修医2年 柏林こころです。
香川県立中央病院では研修医2年目で救急科を選択ローテートすると、ドクターヘリ診療に同行することができます。ドクターヘリは出動前から入念な準備がされており、ブリーフィング、機材・無線の確認などは毎朝行います。ヘリで出動し病院とは全く異なる環境下で診療活動を最大限行うために、可能な限りの準備を尽くしており、救急外来での診療前の準備とはまた別の緊張感がありました。

私の待機期間は6日間で3件の覚知・現場要請と5件の転院搬送に同行させていただきました。ヘリ専用のPHSが鳴ると、フライトドクター、フライトナースと集合し最小限の情報だけでヘリに乗り込みます。ヘリの中でERドクターから追加情報を無線で送ってもらい、現場での役割や方針を確認します。研修医もフライトドクターやフライトナースと共に診療に参加します。具体的にはポータブルエコーでのFASTの実施や挿管の介助、開放骨折の包帯での圧迫処置等、微力ではありますが現場での診療に関わることができとても良い経験となりました。
ドクターヘリでの研修を決める際、自分もヘリに乗れるのか、診療の迷惑にならないかとても悩みました。不安な気持ちと、現場を体験したい気持ち、得られる経験の大切さを考えドクターヘリでの研修を決意しました。フライトドクター、フライトナースの決断速さ、手技の正確さを目の当たりにし自分もフライトメンバーのような診療ができるようになりたいと強く思い、日々の診療により熱が入りました。とても貴重な経験ができ、ドクターヘリへ乗るチャンスを下さったERスタッフの皆様に深く感謝しています。
当院での研修を考えている、または決まっている医学生の皆様、研修医のうちからヘリでの研修を行っている病院は多くないと思います。救急診療や災害医療、ドクターヘリでの診療に少しでも興味があればぜひ搭乗を考えてみてください。
文責:香川県立中央病院 研修医2年 柏林こころ



