最終更新日:2026/06/18

診療内容

診療科長(副院長)川崎 啓介

地域の命を繋ぐ「最後の砦」として
救急科・各センターの新設にあたって

 2024年10月、当院において「救急科」が正式に診療科として承認されました。さらに2025年12月には救急および災害部門の機能を強化するため、ドクターヘリ・救急外来・メディカルコントロールを担う「救急外来センター」とDMATの派遣や災害医療を担う「災害対策センター」を設置しました。

 私たちの使命は救急医療を必要とするすべての患者さんに対し、「寄り添い、受け止める」ことにあります。救急外来は、患者さんやご家族が大きな不安の中で辿り着く場所です。私たちは単に重症症例に対応するだけでなく、地域の皆様が困ったときに最後に行き着く「最後の砦」として自覚を持ち、一人ひとりの声に真摯に向き合う医療を実践してまいります。
 

救急医療と入院診療の役割

 当科では平日日中の救急外来診療、ドクターヘリ運用を柱とし、以下の疾患を中心に入院診療を行っております。

  • 環境異常症(熱中症、低体温症)
  • 急性薬物中毒
  • 特殊な外因性疾患(電撃傷、外傷性窒息など)

 専門医・指導医・研修医による強固なチーム体制のもと、これらの疾患に対して質の高い医療を提供いたします。

救急外来センター、ドクターヘリについてはそれぞれのホームページをご参照ください。

 

災害医療への取り組み

 災害センターでは有事の際、県内外を問わず迅速に支援を展開できる体制を整えています。直近では能登半島地震へのDMAT(災害派遣医療チーム)の派遣を行い被災地での医療支援に従事しました。
香川県は比較的自然災害の被害が少ない地域と言われていますが、大規模災害発生時には、広域から多くの傷病者を受け入れる役割を担うことになります。私たちは、日頃の備えこそが最大の武器であると考え、地震などの自然災害のほか、CBRNE(化学・生物・放射性物質・核・爆発物)といった特殊(人為的)災害のマニュアルも作成し、そのマニュアルに沿った定期的な訓練や訓練の反省を生かした見直しを随時行っております。
 現在、救急外来センターと災害センターは緊密に協力し、災害時おけるドクターヘリのより円滑な運用についても検討を重ねております。
災害対策センターの詳細については災害対策センターのホームページをご参照ください。

 救急・災害医療は、地域の皆さま、消防、そして近隣医療機関との絆があって初めて成り立ちます。新設された救急科が、香川県の皆様にとって最も頼れる存在となれるよう、スタッフ一同、情熱を持って日々の診療と備えに精進・邁進してまいります。

今後とも当科の活動にご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。