最終更新日:2022/03/15

下部消化管内視鏡(大腸内視鏡)

下部消化管内視鏡検査すなわち大腸内視鏡検査は、肛門から内視鏡を入れて直腸から盲腸まで観察するもので、大腸の癌やポリープ、炎症の有無などを調べます。大腸内視鏡検査は大腸疾患の診断に不可欠な検査でありますが、検査前の下剤の飲みにくさ、検査に対する羞恥心などから、検査をためらう患者さんもおられます。当科では、内視鏡センタースタッフとも連携し、少しでも検査を受けやすい環境づくりに積極的に取り組んでいます。

治療としては、ポリープや癌のある場合、組織検査のため組織の一部をとったり、周囲粘膜を含た病変を一括して内視鏡的に切除(ポリペクトミー、内視鏡下粘膜切除術)することがあります。当センターでは、患者さんの負担も考慮し、10mmまでのポリープは、条件が許せば、初回検査時に外来で切除しています。また、大きな癌の切除が可能な内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)に関しては、限られた施設のみが施行可能ですが、当センターは、高度先進医療として導入し、現在の保険認可でも施行可能施設です。