診療科・部門紹介

診療内容(内視鏡センター)

上部消化管内視鏡(食道・胃・十二指腸)

当センターでは、内視鏡検査は、すべてNBIという特殊な光を使用した精密検査も可能な体制となっており、極めて早期の食道癌の発見や癌の進行度評価の精度向上に役立っています。

治療としては、潰瘍出血の止血術、静脈瘤の止血術、ポリープ切除、癌の切除、ステント留置など多岐に及んでいます。                     

逆流性食道炎

逆流性食道炎近年食生活の欧米化やヘリコバクターピロリ菌感染率の低下などに伴い胃食道逆流症(GERD)・逆流性食道炎が増加傾向です。いずれも生活の質を損なうため積極的に薬物療法を行っています。また酸逆流により食道粘膜がバレット粘膜に変化し、そこから発生するバレット腺癌も報告が増加傾向です。バレット腺癌も早期に発見できれば内視鏡治療が可能であり、NBIを用いた早期診断を行っております。

逆流性食道炎[PDF]

食道癌

食道癌近年NBI(狭帯域内視鏡システム)という内視鏡観察機器が開発され、微小な粘膜表面の血管構造観察が可能となり癌の早期診断が進歩しています。当科では全検査台でNBI観察が可能であり、早期食道癌の拾い上げを行っております。NBIに拡大内視鏡観察を併用することでさらに正確な深達度診断が可能となり、粘膜層内にとどまる早期のものに対しては積極的にESD(粘膜下層切開剥離術)により内視鏡治療を行っています。内視鏡治療困難な症例は消化器外科・放射線科と連携し手術・放射線化学療法などを行います。

食道癌[PDF]

胃・十二指腸潰瘍

胃・十二指腸潰瘍胃・十二指腸潰瘍の原因としては、ヘリコバクターピロリという細菌とNSAIDs(エヌセイドと読みます)という解熱・鎮痛剤が2大原因です。日本人のピロリ菌の感染率は低下しつつあり、一方で、高齢化に伴う骨・関節疾患や心筋梗塞や脳梗塞などの血管疾患が増加しており、その治療や予防のためにNSAIDsが使用されることが急増しています。NSAIDsは痛み止めであり、潰瘍の痛みも隠してしまうため、NSAIDs潰瘍は無症状でありながら突然重篤な状態で発症するという特徴があります。当科では、NSAIDs潰瘍の予防と治療に関して、学会や論文で多くの研究成果を報告してきています。

胃・十二指腸潰瘍[PDF]

胃癌の内視鏡治療

胃癌の内視鏡治療胃癌の内視鏡治療は、内視鏡的粘膜切除術(EMR)行われてきましたが、より大きな癌でも完全に切除しうる方法として内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)が開発されました。当科でも、保険診療で施行可能となる以前の2002年より臨床研究としてESDを導入し、2013年3月時点で施行数は1300例をこえています。また、患者さんの全身状況によっては、より短時間で施行可能な焼却療法などの他の治療法も行う場合があります。

胃癌ESD[PDF]

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