診療科・部門紹介

核医学(RI)検査

核医学検査とは

核医学検査は微量の放射性同位元素(Radioisotope:RI ラジオアイソトープ)を目印としてつけた医薬品を用いて、病気の診断をおこなう専門分野です。
アイソトープ(同位元素)で目印をつけた医薬品を体内に投与しますと、特定の臓器や組織に取り込まれ、その部位から放出された放射線の体内分布や量を「ガンマカメラ(シンチカメラ)」や、「PET」と呼ばれる装置で測定し画像にします。
放射線量の測定は高い感度で行えるため、微量のアイソトープで安全にかつ苦痛もなく検査できます。
また核医学検査は、X線CTやMRIによる形態画像では得られにくい臓器・組織の生理学的機能情報や代謝情報を画像に表すことが出来る他、定量性にも優れた特徴を持っています。
ほとんどの検査が20~30分ベッドで寝ているだけです。ただ、調べる臓器や目的により時間がかかることもあります。また薬によって注射後すぐに検査ができる場合と、数時間から数日後の検査と時間がかかることもあります。

SPECT-CTについて

SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)装置は、ガンマカメラで体内から放出される放射線を測定し画像にする装置です。
SPECT-CTは、この装置とX線CTが一体となった装置です。CTを併用することにより、核医学画像のみでは集積部位の解剖学的位置がはっきりしない検査に威力を発揮します。通常の核医学検査と比べてこの装置を使用することによるメリットがいくつかあります。

PET・PET-CTについて

PET(Positron Emission Tomography)装置は、体内から放出される放射線を測定し画像にする装置です。SPECT装置との違いは、PETでは主にブドウ糖によく似た性質の放射性医薬品を使用し、体内のブドウ糖代謝を画像にしています。
PET-CTは、この装置とX線CTが一体となった装置です。CTを併用することにより、病変部の正確な位置を特定することが出来ます。
PETは細胞の状態や働きを調べ判断するため、比較的小さい初期のがんが発見できます。また腫瘍の良性・悪性の判断やリンパ節転移の確認も可能です。またてんかんの診断にも利用できます。

核医学装置とX線CT装置併用検査装置のメリットについて

一度の検査で核医学画像とCT画像(単純撮影)が得られる

核医学の機能画像を得ると同時に、単純マルチスライス画像も得ることが出来るため、1回の検査で両方の検査が終わるというメリットがあります。また診断側も、両方の画像を見ながら読影を行うので、核医学検査単独で行うより情報量が非常に多くなる利点があります。

Fusion画像を作成することが出来る

融合画像のことで、ここでは核医学画像とCT画像を重ね合わせて表示することをいいます。これにより核医学の機能・代謝画像とCTの解剖学的位置・携帯情報を同時に表示することが出来ます。この画像は、核医学検査ではわかりにくい詳細な位置情報をより正確に把握することが出来ます。

検査を受ける時の注意について

  1. 妊娠している方、また妊娠している可能性のある方、および授乳中の方は、原則として放射性医薬品を投与しないことが望ましいので、必ず事前に申し出てください。
  2. 核医学検査は、予約制で放射性医薬品の有効期限が当日限りのものが多いので、予約をした日時には必ず検査を受けてください。
  3. 検査の種類により、検査前や検査当日に守っていただく注意事項がありますので、検査予約時の指示に従ってください。 またPET検査は2日前にお電話で注意事項の説明および検査の確認をさせていただきます。そのために電話番号をお聞きしますので、必ずつながる電話番号をお教えねがいます。

当院における核医学検査の状況について

当院では安全で質の高い核医学検査を安心して患者様に受けていただけますよう、努めています。
設備機器は最新鋭のイメージング装置を設備し、質の高い技術の基、チーム医療を行っています。
核医学検査について不安、質問がありましたら核医学担当に遠慮なくお聞きください。

設備機器

PET-CT装置 :1台(Biograph mCT40)
SPECT-CT装置 :1台(Symbia T6)
SPECT装置 :1台(Symbia S)

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