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子宮頸癌

子宮頸癌は子宮頚部(子宮の下部)にできる癌です。ヒトパピローマウィルス(HPV)というウィルスの持続感染が原因と考えられています。症状は不正性器出血、接触出血が主なものです。

診断

子宮頚部の細胞診や、コルポスコープ(拡大鏡)観察下の生検による組織診にて、病理診断を行います。

治療法

診断が子宮頚部高度上皮内病変(前癌病変)の場合から治療適応があり、子宮頚部円錐切除術あるいは閉経後の方には子宮全摘出術をお勧めします。微小浸潤癌においては単純子宮全摘術が治療の原則です。
しかし、妊娠希望のある方には、子宮温存のために子宮頚部円錐切除術を行います。浸潤癌で手術可能症例に対しては、広汎性子宮全摘術及び骨盤リンパ節廓清を行います。本術式は、子宮のみならず子宮周辺の組織も幅広く切除しますので、術後後遺症のリスクがあります。
骨盤神経を温存して術後排尿障害を極力抑える工夫をしています。手術適応はあっても高齢や合併症などのため手術が難しい方には、放射線治療と化学療法を同時期に併用する治療法で、手術と遜色の無い治療効果が得られます。
子宮頸癌発症予防のため、HPVワクチン接種が勧められます。

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