指導医からのメッセージ
プログラム責任者
卒後臨床研修センター実務部会 部会長
上田 裕(呼吸器内科 部長)
医学生の皆さん、香川県立中央病院へおいでまい。
令和6年4月から卒後臨床研修プログラム責任者を拝命した上田です。
当院は開院より約80年が経過し、現在では救命救急センターでの救急診療や地域がん診療連携拠点病院としてのがん診療など香川県の医療の中心的な役割を果たしています。また、昭和48年11月に臨床研修指定病院となり、平成22年4月にはNPO法人卒後臨床研修評価機構(JCEP)より香川県では初となる認定病院として承認されました。そして、令和6年4月には認定も更新することができ、基幹型臨床研修病院として、協力型臨床研修病院や研修協力施設と共に臨床研修に積極的に取り組んでおり、研修医の教育にも力を注いでいます。

2年間の初期臨床研修は、「臨床研修は、医師が、医師としての人格をかん養し、将来専門とする分野にかかわらず、医学及び医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、一般的な診療において頻繁に関わる負傷又は疾病に適切に対応できるよう、基本的な診療能力を身に付けることのできるものでなければならない。
」と基本理念に述べられているように医師としての基盤を形成するために必要なもので、今後の長い医師人生の方向性を決めると言っても過言ではありません。当院は地域中核病院として初期救急から3次救急まで幅広い疾患を対象に、専門性・緊急性の高い疾患を扱うだけでなく、common diseaseに至るまで指導医・上級医と共に初期研修医が直接診療に携わることができます。そして、多くの幅広い経験を積むことにより、後の専門医研修にもつながる効果的な研修ができます。当院の臨床研修プログラムは今までの経験をもとに順次改良されており、皆さんを満足させることができるものと自負しています。なお、令和6年4月から開始となった医師の働き方改革も考慮し、初期研修医のワークライフバランスを重視した、効率のよい研修ができるプログラムとなっています。もちろん全てにおいて完璧なプログラムとは言い切れませんが、それぞれの希望により柔軟に対応しますのでご安心ください。まずは、一度実習や見学に当院に来て、どのような初期研修が行われているのか、実際にその目で確かめてみてください。きっと当院で初期研修を行いたいと思っていただけることでしょう。
もし皆さんが香川県立中央病院が提供する初期臨床研修プログラムに賛同し、当院で初期研修を始めることになればこんなにうれしいことはありません。私も皆さんの研修のお手伝いができることを楽しみにしています。2年間の初期臨床研修を楽しく、充実して行うことができるように、あらゆる面で香川県立中央病院卒後臨床研修センターや指導医・上級医・指導者などすべての病院職員が皆さんを全力でサポートいたしますので是非いっしょに研修しましょう。
副プログラム責任者
卒後臨床研修センター実務部会 副部会長
田中 則光(外科 主任部長)
学生のみなさまへ
学生の皆様、これからの医師人生を、香川県立中央病院でスタートさせてみませんか? 香川県県立中央病院は、高度急性期病院として救急医療やがん治療等、県民や地域医療機関から信頼される病院を目指しています。そのうえで、これからの医師人生のスタートを切る上で幅広い知識を学び、かつ魅力ある研修を提供できる病院であると考えております。

卒後臨床研修プログラム副責任者の田中則光です。香川県立中央病院に勤務して十数年が経ちました。これまで、多くの初期/後期研修医に出会ってきました。当院で研修し、その後大学、他院、留学等、様々なキャリアを積み、中にはスタッフとしてBIGになって香川県立中央病院に帰ってきてくれる医師も最近増えてきました。彼らの働きぶりや若手に対する指導は非常に頼もしく、若いころの当院での研修が大きな糧になっているのかな、と非常に感慨深いです。
当院には、二十数名の初期研修医が在籍しています。各科で同期が多くいることは、様々な知識を共有しながら支えあい、成長できる環境が整っていると思います。そして、サブスペシャリテイを目指した後期研修医や、若手医師の上級医も各科に多く在籍しています。そのため、指導医と研修医の関係だけでなく、その間にいる上級医がきめ細かく介入する「屋根瓦式教育」も大きな特徴となっています。
二十数年医師人生を歩んだ私個人の経験を踏まえると、若い頃にともに学んだ同期/同僚は今後の医師人生において「かけがいのない存在」になります。医師は異動や転勤、専門分化等の要因で、年齢とともに「本音で語り合える友」は減っていきます(笑)。若い時期にともに修羅場を過ごした同期たちとは、専門分野関係なく生涯固い絆で結ばれる傾向にあると感じています。その出会いや経験が壮年になった今、更に医師としての自覚を高めるための、心の拠り所となっています。
皆さんにおかれましては、当院での研修を経て、是非ともかけがえのない「同期」を得るチャンスにしていただきたいと思います。当院の雰囲気を肌で感じていただくために是非一度見学に来てください!全職員で歓迎いたします。
学生の皆様、香川県立中央病院で私たちと共に医師人生をスタートさせましょう!
卒後臨床研修センター実務部会 委員
佐々木 和浩(救命救急センター 部長)
医学生のみなさんへ
学生のみなさん、こんにちは。当院のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。簡単ではありますが、当院の救急外来(ER)を紹介したいと思います。
当院はご存じのとおり三次救急指定病院として、幅広く救急患者さんの受け入れをしています。令和7年度の1年間の救急外来の受診者総数は約8,000人で、そのうち救急車での搬送が約3,600人、ドクターヘリで搬送された人数が150人となっています。1日あたりざっと約20人の患者さんを受け入れている計算になります。患者さんの疾患は多種多様にわたります。脳卒中、心筋梗塞、(重症多発)外傷、呼吸器疾患、消化管疾患、薬物中毒・・・などなど。そして特筆すべきは心肺停止患者さんも多いということです。令和7年度は52人の心肺停止患者さんの治療にあたりました。BLSやALSを実践する機会が多くあります。大半は厳しい結果になることが多いのですが、中には社会復帰までされる方もいらっしゃいます。

しかし、当院ERでは命の危機に瀕しているような重症な患者さんばかりを診療しているのではありません。地域の病院やクリニックからの紹介患者さんや、直接ERへ来られる患者さんもいらっしゃいます。そして、そのほとんどの患者さんに対して、初期研修医の先生方には時間の許す限り、初療から参加してもらっています。患者さんへのアプローチから始まり、バイタルサインを確認し、必要な処置や検査を行い、これらを総合的に判断して、診断まで考えていきます。もちろん一人で行うのではなく、2年目の研修医の先生や救急担当医などと一緒に診療にあたりますので、安心してください。そして全科バックアップ体制が完全に確立していますので、最終的には当該科に引き継がれ、根本治療を受けることになります。
当院で2年間の初期研修を積んでいけば、かなりたくさんの疾患や外傷に接することが可能です。他院ではなかなかお目にかかれない稀な疾患にも遭遇しますが、一方でプライマリケアに必要な基本的な手技や処置、診断法もきちんと学べます。そして月に1度、診断や治療に難渋した症例についてカンファレンスを行い、プレゼンテーションもしてもらいます。忙しい半面、みなさんの医師としてのやる気があれば、かなり充実した毎日を送ることができます。
ぜひ、私たちと一緒に医師としての第一歩を踏み出してみませんか。みなさんの先輩方もそうであったように、初期研修終了後は自信に満ちた、いい顔で後期研修へと入っていただけることをお約束します。


