認定看護師 皮膚・排泄ケア認定看護師 近石 昌子 東山 直美
床ずれが出来やすい人、あるいはすでにある人。外傷による、創のある人。ストーマ(人工肛門・人工膀胱)や、ろう孔を持つ人、排尿・排便に悩んでいる人(尿・便失禁・便秘)を対象にケアを行っています。


- 看護師歴:28年
- 現在の部署:褥瘡対策室
- 研究業績(専門):褥瘡予防、褥瘡ケア、ストーマ・ケア、コンチネンスケア


- 看護師歴:18年
- 現在の部署:ICU
- 研究業績:主にストーマ・ケア
2006年、皮膚・排泄ケア認定看護師(Wound Ostomy Contnence Nurse)となり、2010年より褥瘡管理者として、院内の褥瘡予防、褥瘡発生時のケアを担当しています。
褥瘡が発生しないように、医師・看護師・栄養士・検査技師・薬剤師・理学療法士・作業療法士他で構成する褥瘡対策チームがあり、院内全体で褥瘡予防に取り組んでいます。
排泄関連外来として当院では、「ストーマ外来」と、「骨盤機能外来」があり、私は主に骨盤機能外来を担当しています。
尿・便失禁、排尿・排便困難、骨盤内臓器脱(膀胱脱・子宮脱・直腸脱)に関する悩みを持たれている方の相談窓口として全国的にも珍しい外来を2009年から開設し、消化器外科医・泌尿器科医・婦人科医と共に担当しています。年間のべ100人程度のかたが受診されています。排泄の問題は命に直結することが少なく「恥ずかしい」といってお一人で悩まれている方が多いのが現状です。しかし生活の質(QOL)に関わるものなので、悩まれる方のQOLが一人でも良くなるように、サポートしていきます。
今後の目標
- 褥瘡管理者として、当院に入院された方が一人でも褥瘡発生することなく退院できるように環境面の整備と院内スタッフの教育、資質向上に努めます。また褥瘡をもったまま入院された方が治癒に向かうように、他職種、他チームと連携してケアを行います。
- WOCNとして、ストーマをもたれた方が1日でも早く日常生活が送られるようにスタッフ教育につとめます。また排泄に問題を抱えている患者さんのケアに努めます。