先輩ナース 坂東さん

  • 現在の部署:患者サポートセンター
  • 経験年数:9年目
  • 部署や院内での役割:退院支援専門看護師

大切にしていること

患者サポートセンターでは、入院前から患者さんの病状や状態に合わせた支援を行っています。私は入院された患者さん一人一人と面談を行い、その患者さんの意向に沿えるように支援を行っています。患者さんそれぞれの個別性に合わせた看護が行えるように日々看護に取り組んでいます。

印象に残っている看護場面

終末期の患者さんの退院支援に関わった際のことが印象に残っています。患者さんとご家族の意向が異なっていたため、双方の考えや意向で何を優先して方向性を決定するのか、医師や病棟看護師も含めて話し合いました。患者さんの自宅退院という希望を叶えるために介護保険を用い、訪問看護や訪問診療を活用できる支援体制を整え、ご家族の不安を軽減出来る様に介入しました。最終的にご家族も患者さんの意向を尊重する方向性になり、患者さんの意向を叶えることが出来ました。

今後の目標

退院支援をより円滑に進めていくために社会資源の知識を増やし、多職種とのスムーズな橋渡しが行えるようにしていきたいです。また担当部署以外の診療科の疾患看護の知識も増やし、これからの看護に活かして行きたいです。

後輩へのひとこと

当部署は院内の多職種で構成されている部署なので、患者さんが困っている病気のことはもちろん、お薬のこと、食事のこと、お金のことなど、いろいろな職種に相談しながら仕事を進めていくことができています。また退院支援専任看護師は病棟看護師や医師との連携をとりながら、様々な疾患や看護を学べる仕事です。ぜひ多職種と連携しながら、患者さんの個別性に応じた支援が行えるように看護を深めていきましょう。