最終更新日:2022/03/15

香川県立中央病院での卒後臨床研修について

研修医2年目「初期研修医として1年をすごして感じる当院の良さ」

研修医2年目 研修医I

初期研修医として1年を過ごして感じる当院の良さは、以下の点です。

  • 当直で2年目の研修医と患者を診ること
    わからないことは何でも聞ける環境がある。
  • 研修医公舎があること
    近くて安い。防音もしっかりしている。
  • 研修医用の医局が独立していること
    机、休憩室、テレビなど、設備も充実している。
  • 院内は新しくてきれい
  • 参考書が充実している
  • パソコンの設置台数が多い
  • モーニングレクチャーがあること

研修医2年目 植田 昌敬

私は、学生の時、病院見学をし、特に救急外来において1年目と2年目の研修医が常在している 環境でfirst touchをされている姿を見て当院の非常によい点と感じました。研修医はいわゆる 1次救急から3次救急までの様々な症例を経験でき、1年目は身近にいる2年目の先輩に疑問に思うことを何でも聞きながら、 2年目は1年目に刺激を受けながら診療にあたり、もちろん上級医のDr.もすぐにコンサルトできる環境の中で研修を行うことができます。

また、医局には研修医だけが集められた研修医室が設けられ、1学年の人数も10人を少し超える程度であるため、 困ったときは何でも相談し合い、助け合いながら研修生活を送ることができます。 これも当院の魅力の1つだと思います。

研修医は分からないことばかりで、かつ、次々に科をローテーションしていくため、 得られる知識には限界があるとは思いますが、各科には教育熱心な上級医の先生方が多くいらっしゃり、 積極的に診療に関わり疑問を投げかければ熱心に教育してくださり、よりよい研修生活を送ることができます。

また、仕事だけではなく、仕事終わりに飲み会などに行くことも少なくなく、院内の行事もちょこちょこ開催され、 よい人間関係を築いた上で楽しい研修生活を送ることができています。
是非一度当院の見学に来てみてください。そして、さらに当院スタッフの一員となってくださればなお嬉しいです。 一緒に充実した初期研修を送りましょう。

研修医2年目 大平 純也

研修の場として考えた時に最も何に重きをおくかは人それぞれだと思います。 様々な手技を経験できる器具や勉強に励むための資料、自分が社会人として働く上である程度の休暇と仕事のバランスが 重要だという人もいるかも知れませんね。私は未熟ながらも医師として働き始めて県立中央病院での 「人」の良さを強く感じました。上級医の先生方は担当科の研修中はもちろんのこと、 当直の際や機会があれば別の科の研修中でさえ至らない私たちにいくつもの知識を教えていただけます。 初めての手技では横について見守りながらも私たちの自主性を尊重してくださり、 臨床経験を安心して積むことが出来ました。私たちよりも経験豊富な看護師や臨床検査技師の方達も、 間違って指示を出していた時などにも忍耐強く丁寧に次からどのようにしたらよいか教えて頂くことが 何度あったか数えきれないほどです。社会人として必要な書類など全く分からない私は事務の方々 にも現在進行形で助けていただいています。県立中央病院の良さをお伝えする事で少しでも恩返しできれば良いのですが。 研修医1年目にとって最も身近な存在として忘れてはいけないのが研修医2年目の先生方です。 大学の時の先輩感覚というと、少し身近すぎるかも知れませんが同じ道を去年通った先生方ほど 頼りになる存在はいません。

職場での良さを主にお伝えしましたが、もちろんプライベートでも食事にお誘いいただく 機会も多く職場以外でもつながりを大事にされる方が多いことが県立中央病院の誇れる良さだと思います。 今は医学生として勉学・スポーツに励む皆さんと新しくつながりを持てる日を楽しみにお待ちしています。

研修医2年目 奥田 龍一郎

香川県立中央病院での初期研修プログラムも、気づけば1年が経過しました。 当院の良さについて感じたことを三点挙げさせていただきます。

一つ目は当院のプログラムが非常に多くの科を回るように設定されていることです。 当院では、内科・外科系のいわゆるメジャー科だけでなく、整形外科、脳外科、産婦人科、 小児科なども基本的には全員ローテートすることになっています。 自分が将来選択する専門科以外の知識について学ぶのは、初期研修中が最後のチャンスだと考えています。 初期研修中から将来の専門科に絞って研修を行う人も多いかと思いますが、 これから先何十年と医師をしていくのにもかかわらず、初めから勉強する範囲を絞ってしまうのは非常にもったいないと考えます。 超高齢社会において、一人の患者さんが多数の疾患を有していることは全く珍しいことではありません。 初期研修中に様々な診療科で研修できるのは一つのメリットと考えます。

二つ目は当院の救急体制では初期研修医が大きく関わらせていただけることです。 当院は香川県内でも有数の高次機能施設であり、1次、2次、3次救急を担っています。 そのほぼすべての症例で、初期研修医が初期対応を行っています。患者の初期評価を行い、 必要な検査や処置をした後、上級医にコンサルトを行います。もちろん、初期研修医だけで救急対応しているわけではなく、 内科当直・外科当直・管理当直および各診療科のオンコール体制によるバックアップも確立しています。 重症症例を正しく重症と判断し、必要な時はコンサルトをためらわない、そういった実践力が身につく救急の場です。

三つ目は快適な職場環境です。当院は3年前に新病院となり、院内の環境は非常に整備されています。 医局内には研修医室が確保されており、広々とした個人机、休憩室やミニキッチンもあります。 初期研修中はレポート作成や調べ物など、ベッドサイド以外での勉強も多く行うため、 快適な環境で仕事に打ち込めることは非常に重要な要素だと考えます。 新病院のそばには初期研修医専用の公舎が用意されており、通勤時間に時間を取られることもありません。 見学に来られる際は、ぜひ研修医室と研修医公舎も見学してみてください。

他にも当院の良いところはありますが、以上三点だけ書かせていただきました。 百聞は一見にしかず、少しでも興味を持たれた方は、是非一度見学に来てください。

研修医2年目 白川 拓

気付けば医者として実際の現場に立ち、もう1年が経ちました。四苦八苦しながらも、 少しずつできることを増やし有意義に過ごせています。当然のことですが僕はまだこの病院での経験しかなく 当院の研修と他院の研修とを直接比べることはできません。しかし、他院での研修経験がある先輩医師に聞いた話を交えながら、 当院の研修におけるアピールポイントを2点書きたいと思います。

まず1点目は、「救急外来での勝手の良さ」です。救急が強い病院には研修医に対する制約が強く 満足な経験をさせてくれないところもあるという話を聞いたことがあります。 しかし当院では研修医の診療の制限がほとんどなく、ちゃんと指導を受けながらも自由な診察が可能です。 ただ言われるがままに行動するということはなく、自分の意見が反映されやすいところなのでストレスフリーに 対応に当たることができます。日中は各科を回りながら夜間の当直や休日の日直としてこの救急外来を月に3,4回担当することになり、 正直言って楽な環境ではありませんが少し慣れてきた今では救急を担当することが密かな楽しみになっています。 おそらくどこの病院でも初期対応というものが求められますが、 当院ではこれを快適に学ぶことができる良い環境になっていると思います。

2点目は、「事務の方々のバックアップの強さ」です。研修医を始めるということは社会人にもなるということですが、 これに伴い非常に面倒くさい問題が発生します。法的な各種手続きから人間関係までたくさんあります。 当然無視することができないものも多く、これを解決しようとするあまりせっかくの研修に打ち込む機会をなくしかねません。 他院と比べるとおそらく過保護なぐらい面倒を見てもらえていますが、 その安心感があるからこそ僕はしっかりと研修に当たることができています。 時々ではありますが愚痴も聞いてもらえるので精神的にも救われていたりします。 「研修病院を選ぶときは、事務職員さんを見ろ。」という言葉を学生時代に聞いたことがありますが、 その点当院は安心して良いと思います。

以上2点が僕の考える当院の研修におけるアピールポイントです。 このメッセージが研修病院選びの参考になれば幸いです。