先輩ナース S さん

  • 現在の部署:4階病棟
  • 経験年数:7年目
  • 部署や院内での役割:RRS委員会・マザークラス担当

大切にしていること

4階病棟は産科・婦人科・小児科・未熟児室・消化器外科のある病棟です。私は助産師として産前産後の方と関わっています。

助産師として出産という人生の大切な場面に立ち合わせていただくため、思い出に残るいいお産にできるよう心がけています。いいお産になるためにはまずは安全安心が第一だと思うので、患者さんからの訴えを聞くことや一つ一つの観察を大切にしています。そして自分が観察したことをアセスメントし、わからないことや不安に思うことは誰かに相談や報告するようにして、母児の安全を守ることを第一にしています。時にはお産が重なって、バタバタとすることもありますが、一つ一つの関わりを大切に患者さんの変化を見逃さないようにしています。

印象に残っている看護場面

以前入院されていた患者さんが出産で入院された際、分娩後に訪室すると私の顔を見て、涙を流されたことがありました。前回入院時に落ち込んでいた時に私がかけた言葉にとても救われたと話され、そのことを伝えたかったそうです。自分が行った何気ない看護や言葉かけが、患者さんにとって大きな影響があるのだと感じました。一つ一つの看護や言葉かけを大切にしていきたいと思う出来事でした

今後の目標

超音波検査や母親学級、様々な研修を受けながら、アドバンス助産師を目指しています。お産は一つとして同じものはないので、様々な知識を身につけて、どのようなお産にも対応できるよう日々勉強させていただいています。今はコロナ禍で難しいですが、院内助産で家族立ち会いの下、産婦さんのバースプランをしっかりと尊重したフリースタイルでの分娩介助をさせていただくことが目標です。一つ一つのお産を大切にして、その人が望む出産体験ができるようにしたいです。

後輩へのひとこと

今になって振り返ると先輩方からいただけるご指導はとってもありがたいものだったなと感じます。今はしんどくて悩むこともあると思いますが、必死に努力したことや勉強したことは必ず自分のためになるので、負けずに頑張ってください!