先輩ナース 秦さん

  • 現在の部署:救命救急センター病棟
  • 経験年数:4年目
  • 部署や院内での役割:心臓リハビリチームリーダー・排尿ケアリンクナース

大切にしていること

救命病棟は、急変の可能性が高い患者さんが多く入院されるため、患者さんの状態の変化にいち早く気づくことが大切だと思います。そのため、フィジカルアセスメント能力を高め、患者さんの疾患に沿った観察やケアを行うことを心がけています。救命病棟は、CCU(循環器疾患集中治療室)も併設しており、急性心筋梗塞や重症心不全などの患者さんの看護も行っています。循環補助装置や心肺補助装置などを扱うため、細心の注意を払って仕事をしています。

印象に残っている看護場面

気管挿管をして循環補助装置を使用していた患者さんが、少しずつ状態が良くなり、車椅子で一般病棟へ転棟できたときはとてもうれしく思いました。近年はコロナ禍であり、面会も許されない状況の中、家族も不安をたくさん抱えていましたが、ビデオ通話などを通して状況を伝えることで、「顔を見ることができてよかったです。ありがとうございます。少し安心しました」という言葉を聞くことができて、患者さんだけではなく、患者さんの家族にも寄り添った援助を行うことが大切であると改めて感じることができました。

今後の目標

当院は今年からドクターヘリの運用が開始となりました。救命病棟にはドクターヘリで搬送される患者さんも入院されています。私もいつかはフライトナースとしてヘリに同乗し、病院前における現場での看護を実践したいと考えています。そのためにも救急外来で初療を経験し、患者さんにとって一番の問題は何かをアセスメントし、臨機応変に対応できる看護師を目指しています。

後輩へのひとこと

救命病棟は、循環器内科や呼吸器内科・脳外科・整形外科など様々な疾患の患者さんが入院されるため、覚えることはたくさんありますが、その分多くの知識を得ることができ、やりがいのある病棟です。当病棟は完全パートナーシップであり、看護やケアに対する疑問があれば先輩看護師にすぐに相談でき、患者さんにより良い看護を提供することができます。是非、救命病棟で一緒に働きませんか!