最終更新日:2022/08/10

乳がん検診について

乳がん検診は、主に乳房X線検査(マンモグラフィ)と超音波検査(エコー)の2つの方法で行いますが、見つけやすい乳がんのタイプが異なります。そこで、新病院では、最新のマンモグラフィとエコーを併用した、さらに質の高い検診を提供いたします。

マンモグラフィは、日本乳がん検診精度管理中央機構(旧マンモグラフィ検診精度管理中央委員会)認定の女性診療放射線技師が撮影し、認定読影医2名がダブルチェックで診断します。エコーは日本乳腺甲状腺超音波学会乳房超音波講習会を受講した臨床検査技師・医師が担当します。

また、検診センターに隣接する乳腺・内分泌外科と連携して、検診から精密検査、治療まで、ひとつながりの質の高い医療を提供いたします。検診で精密検査が必要と診断された場合、不安な時間を少しでも少なくするために、ご希望があれば、検診日当日に外来で、病理学的検査(穿刺吸引細胞診、針生検など)などを行うことも可能です。

40歳以上の方

現在、日本人女性の15人に1人が生涯の間に乳がんになるといわれています。40歳代後半から50歳代前半に発症のピークがありますが、その後も乳がんのリスクはなくなりません。マンモグラフィ(40歳代では2方向撮影、50歳以上は1方向撮影)に加えてエコーを行い、精度の高い検診を提供いたします。(50歳以上で2方向撮影希望の方は、オプション検査で対応可能です。)

40歳未満の方

乳がんになる人は、40歳以降に比較すると少ないですが、30歳代後半からは、増加してきます。乳腺が発達している年代で、マンモグラフィでは異常がわかりにくいこともあるため、検診を希望される場合はエコーを行います。(マンモグラフィを希望される方は、2方向撮影を行います。オプション検査で対応可能です。)

子宮がん検診について

子宮頸がん検診

当検診センターでは、子宮頸がん検診として子宮頸部の細胞診と婦人科超音波検査を併用することにより、検診の精度を高めています。

子宮頸部の細胞診

子宮の入口(頸部)の細胞をやわらかいブラシなどで採取し、病理診断します。痛みもほとんどなく短時間でできます。

婦人科超音波検査

超音波画像による検査で、子宮や卵巣に子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣のう腫などの病変がないか調べます。

HPV検査

子宮頸がんの主要な原因をいわれているHPV(ヒトパピロマウィルス)に感染していないかを検査します。
※子宮頸がん検査のオプション検査となります。

子宮内膜細胞診検査

子宮内膜の細胞を医師が採取して病理検査します。
※子宮頸がん検査のオプション検査となります。

なお、生理中でも検診は支障なく実施できますが、日程変更のご希望があればうけたまわりますので、お早めにお気軽にご連絡ください。