診療科・部門紹介

業務内容(中央検査部・輸血部・病理部)

中央検査部

中央検査部は生理検査部門と総合検体検査部門(一般、血液、生化学、免疫血清、微生物、外来集中受付採血)から組織されています。1日あたり約400名の外来患者さんの集中採血も行っています。

生理検査

生理検査では、不整脈・心筋梗塞などの虚血性心疾患、心筋の肥大、人工ペースメーカーなどの診断に有用な循環器機能検査、てんかん、脳血管障害、脳損傷などの診断に有用な脳神経機能検査、呼吸器疾患による呼吸不全の診断に有用な呼吸機能検査、めまいの有無などを調べる平衡機能検査を行っています。

  1. 循環器機能検査 心電図・負荷心電図・ホルター心電図
  2. 脳神経機能検査 脳波・大脳誘発電位、神経伝達速度
  3. 呼吸機能検査 肺機能スクリーニング
  4. 平衡機能検査 平衡機能

また、非侵襲的で、繰り返し行うことが可能な超音波検査では、検査対象部位も広範囲に行っており、病態の関連性を知るうえでも有用な検査となっています。

  1. 心臓領域
  2. 腹部領域
  3. 泌尿器領域
  4. 甲状腺・乳腺などの体表領域
  5. 頸動脈・下肢血管などの末梢血管領域 

微生物検査

感染症を引き起こす微生物の主なものに、細菌、ウイルス、真菌などが挙げられます。原因微生物を検出する方法には、抗原を検出する迅速診断検査、DNA・RNAを増幅させる遺伝子診断検査、細菌培養・同定検査などがあります。一般に細菌培養検査には日数がかかると言われますが、迅速診断検査、遺伝子診断検査、検査材料の直接塗抹鏡検による原因菌の推定により、少しでも早く患者さんの治療に貢献できるよう努めています。また、原因菌は、抗菌薬の効果の有無を見る薬剤感受性試験を行い、適切な治療が選択されます。

微生物検査室では、これらの検査で蓄積されたデータを集計し各種サーベイランスを院内に発信するとともに、感染制御チームと連携し、微生物による院内感染が発生していないかをチェックしています。

尿・血液検査

採血や検尿によって得られた検体から、体の中のさまざまな情報を調べる部門です。主として、肝臓や腎臓などの内臓器官の疾患や、感染症の有無を検査し、異常が見つかった時には精密な検査を行います。また、主要な項目については、24時間対応しております。

  1. 一般検査:
    尿定性・沈渣、便、体腔液、その他
  2. 血液検査:
    血算・血液像、凝固・線溶、骨髄像、その他
  3. 生化学・免疫血清検査:
    免疫、感染症、薬物、糖尿、蛋白・代謝産物、脂質、酵素、電解質、鉄、ホルモン腫瘍マーカー、機能検査

輸血部

輸血部では、院内の輸血療法が安全かつ適正に行われるように、日本輸血・細胞治療学会認定医および臨床検査技師を中心に、24時間体制で輸血に関連する検査や、血液製剤・アルブミン製剤に関する事務的業務などを行っています。また輸血療法委員会を定期的に開催し、輸血副作用の調査や対策を検討したり、輸血療法に関する情報交換を行うなど適正な輸血の普及にも努めています。

輸血に関連する検査

輸血が必要となった際、患者さんのABO血液型、Rh0(D)抗原検査および輸血副作用の原因となる不規則性抗体検査、患者さんの血液型と適合した血液製剤を準備するための交差適合試験(クロスマッチ)などの検査を行っています。

血液製剤およびアルブミン製剤の請求・保管・払出し

赤十字血液センターから購入した製剤は適正な温度管理のもと、輸血部で一括して集中管理しています。

自己血の保管

あらかじめ予定された手術での出血に備えて、患者さんから採血した血液を保管しておき、手術時に輸血することを自己血輸血と言います。輸血部では採取した自己血を適正な温度管理のもと、保管しています。

輸血後の管理

輸血に使用する血液製剤は赤十字血液センターで各種検査に合格したものを使用し、可能な限りの検査を行い、副作用の防止に努めていますが、時に感染症や免疫反応などの副作用を起こすことがあります。これらの副作用の調査や検査なども行っています。

病理部

病理検査とは細胞や組織を顕微鏡で観察し、身体の状態(炎症等から各種のがんまで)を診断する検査です。様々な部位が対象になります。提出された検体をホルマリンやアルコールで固定(採取された時点の形態が保たれる為に必要な操作です)し、その後顕微鏡で観察できるように標本を作製します。組織診では検体を適切な大きさに切り出し、パラフィンに置換し、包埋ブロックを作り約3μmに薄切します。染色後顕微鏡で観察し診断します。必要に応じて特殊染色や免疫染色も行います。細胞診は組織診よりも固定時間が短く、包埋や薄切等の操作も必要ないため組織診よりも早く診断できる利点があります。診断結果は臨床所見と併せて最終診断となります。また、標本の一部は抗がん剤の投与前に、治療効果が期待できるか確認するためにも用いられます。

組織診

胃カメラなどの内視鏡検査や手術時に採取された組織について良性(炎症など)か悪性(癌など)の病気の診断を行い、治療方針の決定などに役立っています。結果報告は約7日です。

細胞診

婦人科・尿・喀痰などの剥離細胞や乳腺・リンパ節などの穿刺吸引細胞について良悪性や治療効果の判定を行います。また、経過観察にも用いられます。結果報告は約2日です。

迅速診断

手術中に病変の一部を採取して凍結切片を作製し短時間で診断したり、胸腹水中の癌細胞の有無を調べたりします。手術方針の決定に役立っています。また、気管支鏡時にはその場で悪性細胞の有無を確認しています。

病理解剖

今後の医療の向上のために、生前分からなかった病気の原因・治療効果などを調べるとても大切な検査です。

移植検査センター

社団法人日本臓器移植ネットワークの移植検査センターに指定されており、香川県下の献腎移植に伴う検査を担っています。

献腎移植希望登録時検査について

社団法人日本臓器移植ネットワークに登録するために必要な血液検査(血液型、HLA検査など)を行います。検査は予約制です。詳細は香川いのちのリレー財団にお問い合わせ下さい。

検査担当内訳

各検査担当内訳は以下のとおりです。

一般・血液検査 8名
生化学・免疫血清検査 9名
微生物検査 4名
病理検査 9名
輸血検査 3名
生理・超音波検査 18名

2020年4月現在(会計年度任用職員を含む)

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