最終更新日:2022/03/15

抗がん剤化学療法

白血病の化学療法は国内に治療ガイドラインはなく、国外のガイドライン(NCCN等)に準じて治療を行っています。また一部の疾患は日本成人白血病研究グループ(JALSG)の臨床研究に参加して、よりよい治療法の確立にも協力しています。 悪性リンパ腫は病理診断(病気の型)や臨床病期(病気の状態)により標準的な治療法を設定して、治療を行っています。また再発したり治療の効果が低い場合は、いくつかの治療選択肢を提案するようにしています。多発性骨髄腫には自家移植併用の大量化学療法を用いた治療を行っており、その他の抗がん剤のほかに分子標的薬(ボルテゾミブ)やサリドマイド等を使用しています。

造血細胞移植療法

悪性リンパ腫の一部(抗がん剤の効果がある再発)に対して大量の抗がん剤を投与する方法として「自己末梢血幹細胞移植」を行っています。また抗がん剤の効果がある多発性骨髄腫に対しても「自己末梢血幹細胞移植」を併用した大量メルファラン療法を行っています。血液センター内に無菌室を設置しており、他人の造血細胞を使用する同種移植の準備をしています。

その他の疾患

再生不良性貧血に対しては主に抗胸腺グロブリンを用いた治療を行っています。溶血性貧血に対してはその原因を検討して治療します。骨髄異形成症候群はその危険度や輸血の必要性を考慮して治療方針を決定します。外来輸血は自宅近くで行えるように医療連携を活用しています。特発性減少性紫斑病に対しては、ピロリ菌の除菌や副腎ステロイド等の治療を行います。原発不明がんの治療に関しても臨床腫瘍部と連携して抗がん剤治療を担当することがあります。また後天性免疫不全の治療は当院では当科が担当しています。