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発作の不安から患者様を解放する。心臓の異常な興奮回路を焼き切る。我々は不整脈の根治を目指しています。「安全・確実・迅速」 な治療で挑みます。

脳梗塞を引き起こす不整脈です。高齢化と共に国内の患者数が増加しています。治療で根治が期待出来るようになっています。

詳しくはコチラ

  • 1.どんな病気ですか?
    不整脈という心臓の拍動に異常をきたす病気のひとつで、脈が不規則に乱れた状態となります。治療が必要となる不整脈の中では最も多く、年齢が進むにつれて頻度が増加します。30~50歳代の比較的若い方が発症することも稀ではありません。
    進行性の疾患であり、発症早期は発作の頻度は稀で短時間で停止しますが、次第に頻度が増えて停止しにくくなり、最終的には慢性化するという性質があります。
  • 2.何が原因で起こるのですか?
    加齢に伴う心臓の変化が最も大きな原因です。60歳以降で頻度が急速に増加します。もともと心臓に病気がある場合や、高血圧、糖尿病、メタボリック症候群、慢性腎臓病、睡眠時無呼吸、甲状腺機能異常などの病気がある場合には起こりやすくなります。
    多量の飲酒やストレス、睡眠不足なども誘因となります。
  • 3.どうすれば分かりますか?
    心房細動が起きている時に心電図をとることで診断がつきます。
    脈の乱れの他、動悸や胸の不快感、息切れなどの症状がある場合には、心電図検査が必要になります。ただし症状がはっきりしないことも多く、危険な状態となって初めて見つかることも少なくありません。早期発見のためには、健康診断やかかりつけの病院で定期的に心電図検査を受けておく必要があります。発作が短期間で止まる場合は、心電図でつかまらないことがありますので、普段から自分で手首の動脈を触れて、脈の乱れがないかを確認する「自己検脈」が大切です。日本不整脈学会と日本脳卒中協会は、毎年3月9日をみゃ(3)く(9)の日と定め、その1週間を自己検脈週間としています。
  • 4.困ることは何ですか?
    脳梗塞、心不全、自覚症状の3つが問題となります。
    適切な治療を行えばこれらは予防可能であり、心房細動自体が命に関わる訳ではないため、心配し過ぎることはありません。
    • A.なぜ脳梗塞になるのですか?
      心房細動では、心房が小刻みに震えて血液が淀んでいるため、血栓ができやすい状態となっています。血栓が血流に乗って飛んでいくと、全身の臓器の栄養血管を詰まらせてしまいます。脳の血管が詰まると、心原性脳塞栓症と呼ばれる脳梗塞を発症します。心原性脳塞栓症は、ノックアウト型脳梗塞とも呼ばれ、ダメージを受ける範囲が広いため、半身麻痺などの機能障害をきたして介護が必要な状態となる可能性が高くなります。最悪の場合、命を落とすこともあります。
    • B.なぜ心不全になるのですか? 心房細動では、心房の収縮が失われて心室が不規則に収縮しているため、心臓に負担がかかる状態になっています。心臓の機能が破綻すると、心不全という全身に十分な血液を送れない状態となります。送れない血液は肺に溜まっていき、酸素が十分取り込めず、息苦しいといった症状が出てきます。腎臓や肝臓などの多臓器に渡り障害を起こすこともあり、我慢して様子をみていると急速に悪化して命に関わることがあります。もともと心臓に病気がある場合に、心房細動を引き金として心不全が引き起こされることが多いですが、心拍数が速い心房細動が長く続くと、心臓に異常がない場合でも、心臓の機能が低下して心不全を発症することがあります。
    • C.自覚症状としてはどのようなものがありますか?
      脈が乱れて心拍数が速くなるため、動悸や胸の不快感となって現れます。
      心臓の機能が低下して全身へ効率よく血液を送れなくなるため、体がだるい、息がきれる、めまい、ふらつきといった症状が出ることもあります。
  • 5.どのように対処すればよいのですか?
    心房細動の発症を予防するために、誘因を取り除くことが大切です。高血圧、糖尿病、メタボリック症候群、アルコールの多量摂取、ストレスや睡眠不足は、生活習慣を見直すだけでも改善が見込めます。慢性腎臓病、睡眠時無呼吸、甲状腺機能異常については、検査で診断をつけ、適切な治療を行う必要があります。
    予防の次に大切になるのが、早期発見です。
  • 6.治療はどのように進められるのですか?
    血栓を作りにくくする抗凝固療法と、心房細動自体をコントロールする治療の2つが基本となります。心房細動自体のコントロールには、リズムコントロールとレートコントロールの2種類があります。
    • A.抗凝固療法 脳梗塞の予防が、心房細動の最も重要な治療です。ほとんどの方で、血液を固まりにくくする抗凝固薬の内服が必要になります。これを抗凝固療法と呼びます。以前は抗凝固薬にはワーファリンという薬しかなく、血液検査を指標に容量調節を頻繁に行う必要があり、さらに重大な出血事故が多いという問題があったため、抗凝固療法は十分に普及していませんでした。現在は、容量調節が不要かつ安全性も高い、新しい抗凝固薬(プラザキサ、イグザレルト、エリキュース、リクシアナの4種類)が使用できるようになったため、抗凝固療法の普及が進んでいます。具体的には、「65歳以上、高血圧、糖尿病、心不全、脳梗塞を含む血栓塞栓症の既往、狭心症などの動脈硬化性疾患」のいずれかひとつでもある方は、抗凝固療法の開始が望ましいとされています。
    • B-1.リズムコントロール 心房細動自体を抑え正常の拍動を維持する治療をリズムコントロールといいます。リズムコントロールには、抗不整脈薬の内服と、カテーテルアブレーションの2種類があります。抗不整脈の内服は手軽ですが、心房細動の進行を抑えることはできず、一時的には発作を予防できても、いずれ効果がなくなり発作を繰り返すようになります。また年齢が進むほど副作用が多くなるという問題があります。カテーテルアブレーションは、抗不整脈薬と比較して予防効果は優れていますが、カテーテルを体内に入れて行う治療のため簡単ではないこと、根治率が施設によって異なり2回目が必要になる場合があること、などの課題が残されているため、日本のガイドラインでは抗不整脈薬でコントロールできなくなった場合の治療法として位置付けられています。
    • B-2.レートコントロール 心房細動を予防して正常の拍動を維持することが理想ですが、心房細動の多くが加齢に伴う心房の老化によって起こるため、高齢の方では難しいのが現状です。心房細動と一生付き合い、心拍数を薬によって抑えて心不全予防や症状軽減を目指す治療をレートコントロールといいます。
  • 7.どういった治療法ですか?
    アブレーションは医学的には「焼灼」という意味で、カテーテルという細長い医療器具を用いて、心房細動の原因となっている部分を心臓の内部から焼き切る治療法です。
    カテーテルは足の付け根の静脈から入り、心臓の中に進んでいきます。発症初期の心房細動の90%以上が、肺静脈由来の異常な電気興奮によって引き起こされることが判明し、肺静脈の出口を囲むようにアブレーションを行って心房への電気的交通を遮断すれば、心房細動を抑えられることが分かっています。
  • 8.どういった効果があるのですか?
    現在分かっているのが、発作回数や持続時間を減らすことによって自覚症状を軽減させ、生活の質を向上させる効果です。生命予後を改善させる効果は未だ不明であり、現在大規模な研究が進められているところです。近年、アブレーション治療による脳梗塞の予防効果を示す報告が増えており、早期治療と医療技術の向上に伴って根治率も上昇していることから、生命予後の改善効果を示す報告が待たれています。
  • 9.受けるには何か条件がありますか?
    希望されれば、症状の程度や薬剤の有効性の有無に関わらず、治療を受けることが可能です。現行の日本循環器学会ガイドラインは、治療希望がある場合はクラスIIa適応としています。ただしカテーテルを体内に入れて行う治療であり、危険性が全くない訳ではありませんので、80歳以上のご高齢の方や心房細動が10年以上持続しているといった治療効果が乏しい方にはお勧めはできません。根治性の高い発作性心房細動の時期に治療を行うことが理想です。持続性心房細動となっている場合は2~3年以内の持続期間であれば効果は期待できます。
  • 10.成功すれば薬を中止できますか?
    抗凝固療法については、血栓ができやすい方では、アブレーション治療後も抗凝固薬の継続が望ましいとされています。知らない間に心房細動が起こっている可能性があるためです。ただし、明らかに再発がなく、かつ自己検脈を毎日行える方や、出血しやすい方では中止を考慮します。他の内服薬は基本的には不要になります。
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診療実績

当院の治療は、四国一の実績を誇ります。最先端の医療機器を用いて安全・確実な治療を行っています。

成功率(2回施行、抗不整脈継続投与例を含む)

心房細動 94%
発作性心房細動99%(単回成功88%)
持続性心房細動90%(単回成功80%)

当院では6か月後にイベントレコーダーを2週間貸出し、再発の有無を判断しています。
イベントレコーダーは携帯型の心電計で、不整脈を感じた時にボタンを押すと心電図が記録されます。症状のない不整脈も自動的に記録されるため、客観的な治療評価が行えます。

イベントレコーダー

治療件数

症例数グラフ

合併症

●心タンポナーデ1例心嚢ドレナージで改善しています。


●横隔神経麻痺3例2例は自然経過で改善し、
1例は経過観察中です。


●穿刺部動静脈シャント1例外科的に修復して改善しています。

※後遺症を伴う重篤な合併症はありません。

お知らせ

2015年5月 カテーテルアブレーション治療件数が500件となりました。
2015年4月 四国新聞で心房細動について説明しました。[PDF]
2015年3月 山陽放送で心房細動のアブレーション治療について説明しました。

2014年以前の実績

2014年12月 カテーテルアブレーション治療件数が400件となりました。
2014年10月 アジア太平洋不整脈学会学術集会 「Asian Pacific Heart Rhythm Society 2014」で発表しました。
2014年9月 「International Journal of Cardiology」に論文掲載しました。
2014年8月 欧州心臓病学会学術集会 「European Society of Cardiology 2014」で発表しました。
2014年7月 日本不整脈学会学術集会で発表しました。
2014年6月 西日本放送で心房細動について説明しました。
2014年3月 日本循環器学会学術集会総会で発表しました。
2013年3月 日本循環器学会学術集会総会で発表しました。
2012年5月 米国不整脈学会学術集会 「Heart Rhythm Society 2012」で発表しました。

詳しくはコチラ

診療実績

当院の治療適応指針

日本と海外のガイドラインを基に、治療適応を決定しています。
原則としてアブレーション治療の効果が見込める時期の心房細動を対象としています。

学会ガイドライン

日本循環器学会ガイドライン 2013年

  • Class I 高度の左房拡大や高度の左室機能低下を認めず、かつ重症肺疾患のない薬物治療抵抗性、有症候性の発作性心房細動で、年間50例以上の心房細動アブレーションを実施している施設で行われる場合
  • Class IIa
    • 1.薬物治療抵抗性、有症候性の発作性および持続性心房細動
    • 2.パイロットや公共交通機関の運転手等職業上制限となる場合
    • 3.薬物治療が有効であるが患者が希望する場合

HRS/EHRS/ECA Expert Consensus Statement 2012

<症候性心房細動。少なくとも1つの抗不整脈薬に抵抗性>

  • Class I 発作性(レベルA) = recommended
    ※適切なトレーニングを受けた不整脈専門医により、経験豊富な施設で施行される場合
  • Class II a 持続性(レベルB) = reasonable
  • Class II b 長期持続性(レベルB) = may be considered

<症候性心房細動。抗不整脈薬開始前>

  • Class II a 発作性(レベルB) = reasonable
  • Class II b 持続性(レベルC) = may be considered
    長期持続性(レベルC) = may be considered
  • A.発作性心房細動 高い根治性のため、積極的適応としています。
    症状の強さや、薬剤の効果の有無、年齢などによる制限は設けていません。
    患者側からの希望があれば治療を行っています。
  • B.持続性心房細動 持続期間が2-3年と短い場合は、発作性心房細動に効果が劣らないため、治療適応としています。ただし2回目の治療が必要となる頻度は、発作性心房細動よりも多くなります。
    持続期間が3年以上であっても、若い方では治療が成功する可能性があるため、他の条件も考慮して適応を判断しています。

院内設備

  • 3Dマッピングシステム(CARTO3 version3)
  • 心臓電気生理解析装置(Bird Labo)
  • バイプレーンシネアンギオ

院内設備

  • A.初回治療の術式 ・拡大肺静脈隔離術と、三尖弁峡部の線状焼灼を基本術式としています。
    ・上大静脈に電位がある場合は、上大静脈隔離術を追加しています。
  • B.2回目の術式 ・初回で治療した部位が再伝導していれば再隔離しています。
    ・必要に応じて左房後壁隔離術や、僧房弁峡部の線状焼灼を追加しています。

当院の特徴

  • CTによる3D imageで心臓の構造を把握することで、正確なカテーテル操作が行えます。
  • レントゲン透視はほとんど使用しないため、被爆線量は極僅かです。
  • 焼灼範囲を規定しているカテーテル先端の組織にあたる強さ(contact force)と、安定性(stability)が数値化されるため、短時間で確実な焼灼を行えます。
  • Contact forceのモニタリングで過度の心筋障害を回避でき、高い安全性が確保されます。
  • 隔離術後は、薬剤負荷で再伝導がないこと、心房細動が誘発されないことを確認しています。
  • ・肺静脈と左心房の3Dイメージです。
  • ・予め撮像したCT画像で3Dイメージを構築し、その中でカテーテルを動かしています。
  • ・カテーテル先端のContact forceが数値化されています。矢印は力の向きを表しています。
  • ・予め設定したContact forceとStabilityの値を満たすと赤いTagが出現します。
  • ・赤いTagが出現すると、その場所は焼灼できたものと判断して次に進みます。
  • ・肺静脈と左心房の間を1周すると、ほとんどの場合で電気的交通は遮断されます。
  • ・時間的には片側15~30分です。1時間以内で両側肺静脈隔離が終了します。
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診療実績

当院の心房細動治療は、四国一の実績を誇ります。最先端の医療機器を用いて安全・確実な治療を行っています。

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心臓のリズムについて

刺激伝導系図

心臓は、血液を身体中に送り届けるためのポンプの役割をしています。

心臓は右心房・左心房・右心室・左心室の4つの部屋に分かれています。
血液は下図のように全身から右心房に戻り、右心室を経て肺に送られます。
肺で要らなくなった二酸化炭素を酸素に交換し、左心房に戻り、左心室を経て全身へ送り出されます。
血液の流れを作り出すために、心臓の筋肉は収縮と拡張を休みなく行います。この心臓の動きを拍動と呼びます。

刺激伝導系図

心臓を拍動させるための興奮刺激の流れを、刺激伝導系と呼びます。

心臓の興奮刺激は右心房にある洞結節で、一定時間ごとに繰り返して発生します。
洞結節で発生した興奮刺激は心房を収縮させ、心房の心筋を通って房室結節へと伝わります。
興奮刺激は房室結節からヒス束、左脚と右脚、プルキンエ線維の順に伝わり、心室を収縮させます。

不整脈とは

刺激伝導系の機能異常によって、心臓の拍動が乱れる状態を“不整脈”と呼びます。

不整脈には多くの種類があり、放置して良いものから、命に関わるものまでさまざまです。
症状も多様で、何も感じない方もいれば、救急車を呼ぶほど強い症状を生じる方もいます。

拍動が異常に多くなるタイプの不整脈を、頻脈性不整脈と呼び、激しい動悸や胸の不快を感じるようになります。また血液を送り出す効率が下がり、疲労感や息苦しさ、意識が遠くなるようなめまい、ふらつきといった症状が現れます。

拍動が極端に少なくなるタイプの不整脈を、徐脈性不整脈と呼び、疲労感や息切れ、めまいなどの症状が現れます。重症の時には意識を失うこともあります。

不整脈の原因

不整脈には、原因があるものと、原因がはっきりしないものがあります。

心筋梗塞や心筋症など心臓自体に病気がある場合や、甲状腺ホルモン、血液中の電解質イオン、自律神経の活動などに異常がある場合には、不整脈が発生しやすくなります。服用している薬の副作用で不整脈を生じることもあります。
原因がはっきりしない不整脈は、異常な電気刺激を発生する部位が生まれつき存在しているか、年齢に伴って形成された結果生じます。
高血圧、糖尿病、肥満などの生活習慣病や、喫煙、アルコール多飲、精神的なストレス、睡眠時無呼吸などの心臓に負担をかける要素が複合的に合わさると不整脈は起こりやすくなります。

不整脈の種類

不整脈は拍動の速いものと遅いものがあり、速いものは発生する場所によって2種類に分けられます。

不整脈には健康の人にでも起こる放置してよいものもありますが、ここでは治療が必要な不整脈について説明します。

  • 1) 頻脈性不整脈と徐脈性不整脈

    不整脈は、速いものと遅いものの2種類に分けられます。
    速いものは頻脈性不整脈と呼ばれ、安静時でも1分間の拍動数が100回以上になります。動悸や、意識が遠くなるような症状が現れます。異常な発生源を持つ興奮刺激が刺激伝導系に入り込むことや、生まれつき余分な興奮刺激が通る道(副伝導路など)が存在することが原因となります。
    カテーテルアブレーションは、異常な発生源や副伝導路を直接的に焼灼することで、不整脈を根治します。
    遅いものは徐脈性不整脈と呼ばれ、1分間の拍動数が50回以下となります。主な原因は年齢に伴う刺激伝導系の機能低下によるもので、失神などの症状を生じる場合は、心臓ペースメーカーという機械を植え込んで人工的に興奮刺激を補う必要があります。

  • 2) 上室性不整脈と心室性不整脈

    刺激伝導系の異常が起こる部分により、不整脈は次の2つに分けることができます。
    心室よりも上部(心房の心筋や、洞結節・房室結節など)に異常がある場合を上室性不整脈と呼び、心室の心筋やヒス束、左脚・右脚、プルキンエ線維などに異常がある場合を心室性不整脈と呼びます。カテーテルアブレーション治療では、上室性不整脈の方が心室性不整脈に比べて異常な部位が判明しやすく、治療効果も高いとされています。

  • 3) 頻脈性不整脈のメカニズム

    不整脈は次のようなメカニズムで起こるとされています。

    異常自動能
    刺激伝導系の最上部にある洞結節は、他からの興奮刺激を受けることなく、一定の間隔で興奮刺激を発生しています。これを自動能と呼びます。
    洞結節以外の部分で自動能(異常自動能)が発生した場合は、正常な興奮と異常な興奮がそれぞれバラバラに発生して心臓を興奮させるため、頻脈性不整脈を引き起こします。
    特発性の心房頻拍や心室頻拍がこのメカニズムで発生します。
    リエントリー
    正常伝導路である刺激伝導系とは別に、興奮刺激を通してしまう異常な伝導路が存在すると、正常伝導路と異常伝導路の間で、興奮刺激が旋回する回路が作られます。
    興奮刺激が頻繁に周りに伝わって心筋を興奮させるため、頻脈性不整脈を引き起こします。
    WPW症候群や房室結節リエントリー性頻拍、二次性の心房頻拍や心室頻拍がこのメカニズムで発生します。

カテーテルという細い管を用いて、不整脈の原因となる異常な回路や興奮を発生させている部位を
アブレーション(焼灼)して消滅させる治療法です。成功すれば不整脈は根治します。

カテーテルアブレーション治療の利点

  • 1.開胸手術のような大きな手術と異なり、傷口が小さいため、身体の負担が少ない。
  • 2.不整脈の原因となっている部分を同定して消滅させるため、成功すれば根本的な治療になる。
    薬の定期的な服用や、頻回の外来通院から解放される。

専用のカテーテルを、主に足の付け根にある太い血管(大腿静脈または大腿動脈)から入れ、カテーテルの先をレントゲン撮影で透視しながら心臓まで進めていきます。
カテーテルの先端を心臓の内壁に接触させると、心臓の興奮を調べることができます。これによってカテーテルが接している部分が、異常な部位であるかどうかがわかります。
カテーテルの先から高周波電流を流すと、触れているわずかな領域の心臓組織だけが焼灼され、細胞が死滅します。1回の焼灼で、電流を流す時間は1分以内、焼灼範囲は5mm程度であり、必要のない部分まで焼灼してしまうことはありません。
ほとんどの場合、手術時間は2~3時間で終了しますが、難しい疾患では5~6時間かかることもあります。
治療が長時間に渡る場合や焼灼時の痛みが強い場合は、安静を保つことが難しくなるため、全身麻酔を使用します。

治療の対象となる不整脈

上室性頻拍症

心室より上の部分が原因で起きる頻脈性不整脈です。

  • 【WPW症候群(房室回帰性頻拍)】

    正常の刺激伝導系(正常伝導路)の他に、心室と心房とを結ぶ異常伝導路(副伝導路)があるため、一度心室へ伝わった興奮刺激が再び心房へ戻ってしまいます。2本の伝導路で回路を形成し、興奮刺激が回り続けることで頻拍を生じます。病名はこの病気のしくみを発見した3人の名前の頭文字からつけられています。異常伝導路(副伝導路)に焼灼を行い治療します。
  • 【房室結節リエントリー性頻拍】

    正常伝導路の房室結節の中に伝導速度の異なる2つの経路が存在し、速い経路と遅い経路で回路を形成し、興奮刺激が回り続けることで頻拍を生じます。遅い経路を焼灼して治療します。
  • 【心房頻拍】

    心房内に異常自動能が存在するために生じる頻拍です。
    異常自動能が発生する部位を焼灼して治療します。
  • 【心房粗動】

    右心房内を大きく旋回する異常な興奮刺激により生じる頻拍です。
    この旋回路を遮断するように回路の一部を線状に焼灼して治療します。
  • 【心房細動】

    心房内で無秩序な興奮刺激が多発し、心房が痙攣した状態になる頻拍で、加齢とともに増加します。痙攣しているため血液が心房内で滞留して血栓が形成され、血流に乗って他の臓器の動脈を塞いでしまう動脈塞栓症(脳梗塞、心筋梗塞など)を起こす危険性がある頻拍です。
    以前は薬による治療が主流でしたが、肺から左心房につながる肺静脈内の異常自動能が心房に伝わって発生することが解明され、この興奮刺激の伝導を遮断する焼灼(肺静脈隔離術)が行われています。

心室性頻拍症

心室が原因で起こる不整脈です

【心室頻拍】

  • 心室は心臓から血液を送り出す重要な働きをしています。
    心室頻拍は心臓のポンプ機能に障害を起こす命に関わる頻拍のひとつです。
    原因となる病気がはっきりしない「特発性心室頻拍」と、心臓の他の病気(心筋梗塞、心筋症など)が原因で起こる「二次性心室頻拍」に分けられます。
    特発性心室頻拍は、原因となる異常な伝導路や異常自動能を有する部位を焼灼して治療します。
  • 二次性心室頻拍は、心筋梗塞などで障害を受けた心筋の周囲に生じる異常な回路が形成され、興奮刺激が旋回して心筋を頻回に拍動させる頻拍です。二次性心室頻拍は、他の頻拍と異なり、異常な興奮旋回路が多様のため、アブレーション単独では治療が難しく、多くが薬物療法や植え込み型除細動器(ICD)が必要になります。

合併症

血管および心臓の中に管を通して、心筋や刺激伝導系の一部に刺激を加える検査です。安全には最大限注意を払っていますが、原疾患が心臓の病気と密接に関わっていますので、不測の事態がないとはいえません。生命に関わるような危険は1000人中1-3人にあるとされています。

予測困難な合併症も起こりえますが、ほとんどが予測可能であり、予防や対処法は確立しています。万が一に備えて緊急対応が可能な体制も整えています。

  • 1.止血不良、内出血
    カテーテルを血管(主に大腿静脈や内頸静脈などの太い静脈)に挿入するとき、あるいはカテーテルを抜いた後、そこからの出血がなかなか止まらないことがあります。カテーテルを抜いた後はその部分をしばらく圧迫して止血します。出血が止まりにくいと血管の周囲に血液が漏れ出し、内出血となることがあります。直後は痛みも伴い、青紫色の斑が残りますが、時間が経てば自然に吸収されて消えていきます。出血量が多く、血圧が下がったり、貧血が進んだ場合は輸血が必要になります。
  • 2.血管損傷
    カテーテルを血管内に挿入し、心臓へ向かって進める間に、血管の壁を傷つけてしまうことがあります。軽い傷ならば自然に治りますが、放置しておいては治らないような血管の損傷が生じることがあります。大腿動脈などの太い動脈にカテーテルを刺したときに生じやすく、血管の壁が二層に裂けて、その間に血液が溜り瘤(こぶ)状に膨らむ仮性動脈瘤や、血管に大きな傷をつけた結果、動脈と静脈が直接つながってしまう外傷性動静脈瘻(ろう)などがその例です。この場合、手術により治す必要があります。
  • 3.心臓穿孔
    X線による透視を行い、カテーテルの位置を確認しながら心臓の内部で慎重に作業を行いますが、まれにカテーテルの先端が心臓の壁を傷つけてしまうことがあります。このことを心臓穿孔(せんこう)といいます。心臓から出血が起こり、血液が心臓の周囲に溜まることがあります。心臓は心膜という丈夫な膜で包まれているので、出血が続くと膜の中に血液が充満し、心臓を周囲から圧迫してしまいます。この状態を血液による心タンポナーデと呼びます。心臓は周囲から圧力を受け、十分に拡張することができなくなり、血液を送り出すポンプ機能が低下し、心不全に陥ってしまうため、心膜の中に管を入れ、血液を流し出す必要があります。出血量が多く、急速に血圧が低下した場合、人工心肺装置で全身の血流を保った状態で、開胸手術を行い止血する必要があります。処置後に反応性の心膜炎や胸膜炎によって、胸痛や発熱が数日間続く場合があります。
  • 4.房室ブロック
    刺激伝導系を傷つけて心房から心室への電気信号の伝達が障害されると、房室ブロックと呼ばれる徐脈性不整脈を引き起こします。一時的に徐脈になっても回復することがほとんどですが、回復しない場合、ペースメーカーの植込みが必要になります。
  • 5.気胸
    内頸静脈など肺に近い位置の血管にカテーテルを入れる場合、肺を覆っている胸膜を傷つけてしまい、胸腔に外部の空気が入り込んでしまうことがあります。これが気胸です。気胸になると、息を吸っても肺が十分に膨まず、息苦しさを感じるようになります。対処として、胸のわき腹あたりにチューブを刺し、胸腔にたまった空気を外へ排出します。
  • 6.不整脈
    不整脈の診断や原因、起源を調べるためにカテーテルからの刺激によって不整脈を誘発しますが、誘発された不整脈が簡単に停止しない場合や、持続すると危険な不整脈が発生した場合は電気ショックが必要になります。
  • 7.血栓塞栓症
    カテーテルなど、身体にとっての異物が血液に触れると、血液は凝固しやすくなり、血栓が生じることがあります。血栓が身体のさまざまな臓器の動脈をふさいでしまうと、その臓器には血液が届かなくなり、臓器不全の状態に陥ります。これを血栓塞栓症といいます。例えば、脳の血管に血栓が詰まれば脳梗塞が、肺に詰まれば肺塞栓となります。また、カテーテルを刺した静脈の血流が滞るために、刺した部分の心臓より遠い側の静脈が血栓の形成を伴う炎症を起こす、深部静脈血栓症という合併症を起こす可能性もあります。これを予防するために、検査中にヘパリンと呼ばれる血液を固まりにくくする薬を使います。高齢の方、動脈硬化の強い方、すでに脳梗塞などの血栓塞栓症にかかられたことのある方、血液の凝固能に異常のある方では、この合併症の危険性が高くなります。肺塞栓症の場合は、検査終了後1-2日経過して現れる場合もあります。
  • 8.腎機能障害
    心臓の解剖や血管の走行を把握するために造影剤を使用すると、腎臓の機能が一時的に悪くなる場合があります。元々腎臓の機能が低下している場合や糖尿病がある場合は透析が必要になることもあります。
  • 9.感染症
    血管に穴をあけてカテーテルなどの異物を入れるので、細菌などの微生物が体内に入り、感染症にかかる可能性あります。発熱がしばらく続く場合や、極めて稀ですが細菌が付着した心臓の弁が傷んで手術が必要になる場合あります(感染性心内膜炎)。
  • 10.薬剤アレルギー
    手術に必要な薬物、特にレントゲン撮影による透視において血液の流れを見るために用いる造影剤に対して、体質的に薬物アレルギーが生じる場合があります。
  • 11.一過性の血圧低下
    精神的な緊張や、血管や心臓へのカテーテルによる物理的刺激、薬剤での刺激によって、患者さんの自律神経は極度に興奮しています。治療が終了してカテーテルなどを血管から抜き去ると、同時に患者さん自身もほっと安心して気がゆるむため、今まで張り詰めていた自律神経のバランスが崩れ、その反動として血圧や胃腸の活動が急激に変わることがあります。具体的な症状として、低血圧による意識が遠くなる感じや冷や汗、吐き気などです。患者さんは手術がうまくいかなかったせいではないかと心配されるかもしれませんが、アブレーション治療とは直接関係のない症状です。こうした異変を感じたときは、我慢せずにスタッフにお知らせください。
  • 12.放射線障害
    カテーテル検査・治療を行う際は、必ず放射線に被ばくします。通常の範囲内であれば特に問題はありませんが、時に皮膚炎などの問題が生じる場合があります。女性では、カテーテル検査後半年間は避妊が必要です。妊娠の可能性がある方は検査を受けることはできません。男性では、カテーテル検査後2か月間は避妊を行ってください。
  • 13.リード脱落
    ペースメーカーを植込まれている方の場合、カテーテル操作によってリードが脱落することがあります。後日リードの再固定が必要になります。

心房細動の治療ではこれらに加えて、心臓周囲の臓器障害に注意しています。

食道潰瘍・穿孔
左心房のすぐ裏側に食道が走っているため、焼灼により食道粘膜が損傷され、潰瘍を形成することがあります。胃酸の逆流で潰瘍が悪化すると、心房と食道との間に穴があいてしまい、生命に関わる大量出血や菌血症をきたす危険性があります。予防的に胃酸を抑える薬を内服します。治療中は食道を避けるように焼灼しますが、食道前面の焼灼が必要な場合は、出力を抑えて短時間の焼灼を行います。
胃蠕動運動低下
胃を動かす神経も心房周囲を走行しており、焼灼により障害を受けると、胃の蠕動運動が低下します。
重症の場合は摂食ができなくなるため、動きがもどるまで点滴で栄養を取る必要があります。
横隔神経障害
横隔膜を動かす神経も走行しており、障害を受けると息を吸っても肺が十分広がらず、息切れをきたすことがあります。
通常は短期間で改善します。

治療の前日に入院し、治療の翌々日に退院となります。経過が問題なければ翌日退院も可能です。(治療日が月曜日の場合、前の週の金曜日入院となります。)
治療前には、除毛や入浴、必要な衣服や物品など、手術に準じて準備を行います。

治療前に主治医から説明(治療の必要性、内容、リスクなど)があります。説明を十分に理解した上で、異議がなければ同意書に署名して頂きます。その後、治療が始まります。

アブレーション治療の様子

治療は医師、臨床工学技士、看護師からなるチームで行い、心電図やレントゲン画面を解析しながら進めていきます。無菌的に手術を行うため、カテーテル挿入部を消毒した後、滅菌した布で身体全体を覆います。右首や両足のつけねの血管からカテーテルを4-5本挿入し、心臓内へ留置します。カテーテルを挿入する部位には局所麻酔をかけ、治療中は鎮静剤の全身投与を行い、極力痛みがないようにします。鎮静剤で呼吸が抑制されることがあるため、呼吸を補助するマスクを使用します。ただし覚醒していないと不整脈が誘発されない場合は、鎮静剤は使用できません。電気刺激や薬剤を投与して、不整脈を誘発し、異常な電気を生じている部位や回路を同定します。治療用のカテーテルをその部位まで持っていき、高周波電流によってカテーテルの先の部分を摂氏50-60℃程度まで上げ、原因部位を焼灼します。治療が及ぶのはカテーテルの先端から半径3-5mm程度の小さな範囲です。治療時間は疾患によりますが、平均2-3時間になります。
治療終了まで短い場合で2-3時間、複数か所治療が必要な場合や、心臓の構造によりカテーテル操作が困難で、治療が難しい場合は5-6時間以上かかることもあります。治療後15-30分間は電気刺激や薬剤による誘発を行い、再発のないことを確認します。

カテーテルが入る血管には小さい穴が開きますので、治療後全てのカテーテルを抜いた後に、圧迫して止血します。止血後、圧迫固定を行い病室に戻ります。再出血しないように、術後3-5時間は上を向いた状態で足を曲げずに安静にする必要があります。以後は寝返りまで可能になり、翌朝に安静解除されます。点滴と尿道の管を抜き、ベットから離れて普段通りの歩行が可能となります。カテーテル挿入部から再出血がないかどうか、心電図の異常や他の合併症が認められないかどうかなどをスタッフが頻回にチェックします。治療の翌日が問題なければ、翌々日に退院となります。

治療後の注意点

アブレーション治療は、成功すれば根本的に不整脈の原因を取り除くことができるため、治療後は健康な人と同様で、生活の制限はありません。

ただし、いくつか心がけるべきことはあります。
不整脈によって抗不整脈薬や抗凝固薬の内服が一定期間必要となる場合があります。
稀ですが不整脈が再発することもありますので、異常を感じた場合は、病院に連絡して対応法を確認して下さい。
再発を見つけるため、自分で手首の動脈の拍動を調べる自己検脈も大切です。
安定するまで2-3か月毎の外来通院が必要です。
再発がなければ通院間隔は延長していき、最終的には通院不要となります。

高血圧、糖尿病、メタボリック症候群などの生活習慣病や、多量の飲酒、ストレス、睡眠不足は不整脈の誘因となります。
不整脈の治療が成功しても安心せず、かかりつけでの治療や生活習慣の改善を続けて下さい。

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当院の取り組み 当院における治療

香川県立中央病院 循環器内科 不整脈診療部 医長 大河 啓介

不整脈の根治を目指します。

不整脈に対するカテーテルアブレーション治療は、医療技術の進歩に伴って治療適応が拡大し、全国的に広く行われるようになりました。特に高齢化と共に我が国で急増している心房細動は、従来の薬物治療では治療が困難でしたが、カテーテルアブレーションによって根治が望めるようになりました。

しかしながら、本治療には大きな地域格差が存在し、これまで香川県では十分に普及しているとはいえない状況でした。実際に治療が必要となった場合は、他県の医療機関を受診することが多く、遠方での入院治療は本人、家族ともに大きな負担となっていました。当院は県の公的基幹病院として、標準医療を県民の皆様へ提供することを基本理念としており、この課題を克服するため、2012年4月よりカテーテルアブレーション治療を開始しました。

地域の先生方のご支援と認知度の向上に伴い、治療件数は年々増加し、2014年度の治療件数は217件、2015年3月までの3年間の総治療件数は464件となりました。2014年3月の新病院への移転以降は、四国最多の件数で推移しています。

治療成績においては、心房細動で根治率94%、他の頻脈性不整脈の根治率は97%と良好です。不測の事態に備えて緊急対応が可能な体制も整えており、これまで後遺症を伴う重篤な合併症は認めていません。治療内容においては、最新の医療機器(3D mapping system, CARTO3 version3)を全国に先駆けて配備し、国内で最も豊富な経験を有する弘前大学医学部付属病院で研修を行い、その使用法を導入しています。カテーテル治療の特性上、一定量の被爆は不可避で、特に不整脈疾患では多くなることが問題でしたが、3D mapping systemによって被爆量は無視できるほど軽減し、ほとんどの場合2-3時間で治療が終了するようになっています。

当院のアブレーション治療は、症例数、治療成績、治療内容のいずれも安定し、県外に依存していた状況は克服されています。香川県立中央病院は、瀬戸内海を望む四国の玄関口に位置し、高松駅や高松港だけでなく、高松中央インターチェンジからのアクセスも良好です。県民の皆様には、安心して県内で全国標準の治療を受けて頂きたいと考えています。

県民の皆様の誇りとして頂ける医療を提供できるよう、これからも努めて参ります。

四国新聞「香川の医療最前線」(2015年4月10日掲載)『心房細動 血栓が脳梗塞起こす』[PDF]

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診療実績

医療費の目安

例:不整脈の治療・4日間の入院で月をまたがない場合

  • 70歳未満の方
  • 70歳以上の方

医療費について ~医療費の目安~

医療費の目安

例:不整脈の治療・4日間の入院で月をまたがない場合

70歳未満の方
区分 通常の健康保険 高額療養費現物給付制度利用の場合
(ア)年収約1,160万円~の方
健保:標準報酬月額83万円以上
国保:年間所得(※)901万円超
約70万円(3割負担) 約27万円
(イ)年収約770~約1,160万円の方
健保:標準報酬月額53万円以上83万円未満
国保:年間所得600万円超901万円以下
約70万円(3割負担) 約19万円
(ウ)年収約370~約770万円の方
健保:標準報酬月額28万円以上53万円未満
国保:年間所得210万円超600万円以下
約70万円(3割負担) 約10万円
(エ)~年収約370万円の方
健保:標準報酬月額28万円未満
国保:年間所得210万円以下
約70万円(3割負担) 57,600円
(オ)住民税非課税の方 約70万円(3割負担) 35,400円
  • ※上記区分が不明な場合は、加入されています健康保険の窓口へお問い合わせください。
  • ※高額療養費現物給付制度については入院のご案内ページをご覧ください。
  • ※上記費用に食事料、個室料等自費分は含まれていません。
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医療費について ~医療費の目安~

医療費の目安

例:不整脈の治療・4日間の入院で月をまたがない場合

70歳以上の方
区分 通常の健康保険 高額療養費現物給付制度利用の場合
現役並み所得者 約10万円
一般 44,400円
低所得者II 24,600円
低所得者I 15,000円
  • ※上記区分が不明な場合は、加入されています健康保険の窓口へお問い合わせください。
  • ※高額療養費現物給付制度については入院のご案内ページをご覧ください。
  • ※上記費用に食事料、個室料等自費分は含まれていません。
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お問い合わせ ~CONTACT~

  • Q.治療時間はどれくらいかかりますか?入院は必要ですか?
    不整脈の種類によって異なりますが、ほとんどの場合2~3時間で終了します。
    術前検査と治療後の経過観察のため、4日間程の入院が必要です。
  • Q.治療中に痛みはありますか?
    心臓に小さいやけどを作る治療のため、胸が締め付けられる症状が出る場合があります。
    治療範囲が広い場合や、痛みが強い場合には、麻酔を行い痛みを感じないようにします。
  • Q.再発することはありますか?
    不整脈の種類によって異なりますが、ほとんどの場合0~5%の再発率です。
    心房細動は治療を行う時期によって異なり、2回必要になることもあります。
    もともと心臓に病気がある場合には、再発率は高くなります。
  • Q.費用はどれくらいかかりますか?
    70歳未満では所得に応じて高額医療が適用されますので、極端に高額になることはありません。
    70歳以上の方の場合、低く抑えられています。
    費用については「医療費の目安」をご覧ください。
  • Q.治療前や治療後に、日常生活で気をつけないといけないことはありますか?
    治療前は、予定通り治療ができるように、無理をせず体調を整えておいて下さい。
    治療が成功すれば不整脈は根本的に治りますので、日常生活の注意点は特にありませんが、一般的な生活習慣病の予防は必要です。
  • Q.どんな人がアブレーションの適応になりますか?
    不整脈に伴う症状が強くて困っている方が対象です。ただし命に関わるような不整脈の場合は、症状に関わらず治療が必要になることがあります。症状が強くなくても、治療を希望される場合、成功率などの条件を踏まえて判断します。
  • Q.どこに行ったら治療を受けられますか?
    ほぼ全ての地域にアブレーション治療を行っている施設があり、インターネットで調べることができます。
    心房細動や心室頻拍の治療については経験によるところが大きく、施設によって適応や成功率が異なるため、症例数や成功率、合併症などの治療実績を公開している病院が安心です。

お問い合わせ

患者さん

がん相談支援センター(地域医療連携課内) TEL:087-811-3333(内線2204)

※ご相談内容によっては、お時間をいただく場合があります。

医療機関の方

地域医療連携課 TEL:087-802-1144、FAX:087-802-1160

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